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2020.07.27

【医師監修】朝が苦手・だるい・めまい… 低血圧の症状を軽くするためのセルフチェック

重度の低血圧でもないけれど、朝が苦手、起きられない、なんかだるい、立ちくらみなどの症状がある方へ。低血圧の症状と予防についてお届けします。国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめる増富先生の健康コラム。

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

低血圧の症状と予防

最近、新型コロナウイルスの第2波が囁かれて、「Go Toトラベルキャンペーン」も東京都民は除外、そして、「本来なら、今頃、東京オリンピックだったのに」と考えると、なんとなく「テンションが上がらない」ご時世。皆さん、よく「テンション」という言葉を使いますか? 「テンション」は英語ですが、日本語では、「張り。緊張。圧力。」といった感じです。

医学の世界では、「テンション」という言葉は、高血圧とか低血圧の表現に使います。高血圧は「ハイパーテンション」、低血圧は「ハイポテンション」。ハイパーは「過剰」という意味で、ハイポは「不足」という意味です。

血圧の話というと、いつも、「高血圧」の話が圧倒的に多いと思いますが、実は、若い女性にとっては、高血圧よりもむしろ「低血圧」の方が、身近で深刻な問題だと思います。今日は、血圧の話をしてみます。

◆高血圧と低血圧

まず、「血圧」って何ですか?

人間の心臓は、1日にだいたい10万回前後どくっ、どくっ、と鼓動しています(70年だとしたら、だいたい25億回程度!)。これが起きるごとに、血液が、血管のなかをざーっと! 通過していきます。ゴムホースの中を水が通りぬけるイメージです。蛇口をひねるとホースの中を水が勢いよく流れる、その時に、ホースにかかる圧力(水圧)に相当するのが、血圧です。

(c)Shutterstock.com

高血圧はこの圧力が高い状態です。この圧力が高すぎると、ホースの破れるのが早くなる、あるいは、ホースが劣化して「かちこち」になりますよね。これを、血管に例えると、血管が破れてしまう脳出血や、血管が劣化して「かちこち」になる、動脈硬化ということになります。高血圧がよくないのは、こうした状況が早くおきてしまうからなんです。なんせ、人間は1日に10万回ほども心臓という「蛇口」を開いたり閉じたりしているんですから。

では、逆に低血圧はどうなのか? 血管が高い圧力で破れてしまう出血(脳出血)や動脈硬化(血管が「かちこち」に劣化していく)という観点で、ホースの中を水がざっーと流れるイメージで考えると、血圧の低い方が、血管が長持ちしますから、低い方がイイに決まっています。なので、血圧は低い方がいいんです。ただし、欠点があります。

血圧が低いと文字通り「テンションが上がらない」。そう、血圧が低いとなんとなく元気が出ないんです。

若い女性を中心に血圧の低めの人たちが多いのです。ただ、低血圧症というと医学的には「病気」ですので、ちゃんと検査して、原因を調べておく必要もありますが、今日ここで書いている「血圧が低い」話は、「病気」とまではいえないし、はっきりした病的な原因もないのに、血圧の低めの若い女性が多いということで、その悩ましい症状と予防のお話です。

◆正常な血圧維持のためにできること

(c)Shutterstock.com

低血圧の人たちは、「朝が苦手」「起きられない」「なんか、だるい」「立ちくらみ」などなど、なんとなく「元気のないイメージ」。でも、本人達は、こうした症状で結構悩んでいるヒトも多いのも事実ですね。血圧を維持するメカニズムを考えて、幾つかチェックしてみてください。

[1]塩分をちゃんととっていますか?(取りすぎは高血圧の原因ですから、もちろん、とりすぎはよくありませんよ)

[2]1日3食、ちゃんと食べるようにしてますか?

[3]血管内に水分を引き寄せてくれる、タンパク質をちゃんと食べるようにしてますか?(ヨーグルト、チーズなど乳製品、肉、魚、大豆など)

[4]運動してますか?(筋肉を使うことは心臓のポンプ機能を補助するので全身の血液の巡りがよくなります)

[5]朝、目覚めたときに、手足を動かして血の巡りをよくしてみてください。

[6]体重は増えるのに、血圧が低くて元気ない。毛が抜ける。なんか、肌に色素沈着が増えてきた、などの症状あれば、一度、内科でホルモンバランス見てみましょう。

新型コロナのせいで、景気の悪い話ばっかりでテンションが上がりませんが、健康的にテンション上がればいいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


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