どこが過剰に表現されている?
趣味で参加しているサークルの総会を欠席したため、参加した人にメールで内容を聞くと「連日のハードスケジュールのためか、先生はゆっくりとお話になられました」と書かれていました。多忙な毎日が続くと、話す言葉にも元気がなくなりがちですよね。
ところで、この文章には過剰に表現されている部分があります。それが何かわかりますか。
【問題】
「連日のハードスケジュールのためか、先生はゆっくりとお話になられました」の過剰に表現されている部分はどこ?
1. ゆっくりと
2. お話になられました
正解は?
2. お話になられました
「お話になられました」という表現が、行きすぎた敬語と考えられます。
「お話になられる」は、「お話になる」に尊敬の助動詞「れる」のついた形ですが、「お話になる」だけでも敬意は十分でしょう。ここでは「話されました」「お話になりました」などが適当です。
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