ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#2>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前、私のInstagramのストーリーズでお悩み相談を受け付けたところ、連日多くの相談が届くようになりました。
私自身すべての事柄の「正解」を知っているわけではありませんが、相談者の立場に立ち、真摯に考えたことを発信しています。そして、Oggi.jpで悩みを皆さんに共有し、一緒に答えを探していくことになりました。
前回記事:『「結婚しよう」は嘘だったの? 親に紹介してくれない彼の本音とは<働く女性のお悩み相談室#1>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべてに答えるつもりです。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
『彼氏が嘘をついて浮気していました。もう二度と繰り返させないためにはどうしたらいいでしょうか』
「最低! そんな彼氏、さっさと別れちゃえ!」
…なんて、他人事ならあっさり言えても、いざ自分の身に同じことが起きたとき即座に別れを選択できる女性がどれだけいるでしょうか。
傷ついて混乱して腹が立って、一時は嫌悪感すら抱いたとしても、情が勝ってしまうのが女心。特に初回は「もうしないでね」と言って、彼をもう一度信じようとする女性も多いはずです。
けれど… 冒頭からハッキリ言い切ってしまいますが、私の考えでは男性の浮気癖が自発的に治るということはありません(泣)。
なぜなら浮気癖って、言葉どおり「癖」だから。「もうしないでね」と約束したくらいじゃ治りません、絶対。
周囲を見渡してみてください。浮気癖のある人は何度も繰り返しているし、逆に癖のない人は浮気なんかとは無縁の日々を送っていませんか?(浮気癖がないからって絶対に浮気しないというわけでもないのですが…)
そんなわけで、浮ついた性分の男性とは、できることなら最初から付き合わないのが正解です。とはいっても、深い関係となった後に彼氏/夫の浮気癖が判明することだってありえますよね。
その場合は、もう諦めるしかないのでしょうか。…思うに、浮ついた性分を治すことはできなくても、抑止する方法なら一つだけ策があります。
それは・・・浮気が発覚したその瞬間に「絶対にダメ」だと刷り込むこと!
悪さをしたら、その場ですぐ叱る。絶対に譲らず「二度としてはいけない」のだと身をもって学んでもらう。
そうです、犬の躾と同じ。男性の方、気を悪くしないでくださいね(笑)
というのも、男性の浮気と犬の悪さって通ずるものがあります。どちらも理性では抑えきれない、その場の本能的な衝動であるという点です。(ちなみに女性の浮気はそのほとんどが心もセットで、種類が異なります)
浮気する男性も善悪はわかっているし、彼女や妻に対する裏切り行為だってことも重々わかっているんです。それでも誘惑を目の前にして欲望を止められず、つい浮ついてしてしまう… この衝動に抑止を働かせるには、本能レベルで「ダメだ」と刷り込んでおくしかありません。
具体的にはやはり、浮気が発覚した瞬間に、迷いなくキッパリ「別れる」と断言するのが有効ではないでしょうか。
実際にはまだ覚悟が決まっていなくても、別れるつもりなんかまったくなかったとしても、です。別れるつもりがないならむしろ、ここは絶対に譲ってはいけないポイントですしね。
逆にその場では躊躇したり我慢して、結局抱えきれなくなって後から感情を爆発させるのは、まるで意味がありません。時間が経つと、犬が何で叱られているのかを理解できなくなるのと同じで、男性も反省するどころか「今さらなんだよ」としか思ってくれません。
また「私がどれだけ傷つくかわからない?」とか「悪いと思わないの?」なんて情や良心に訴える戦法も残念ながら無意味でしょう。先述のとおり浮気は本能で、良心云々の問題ではないからです。
そして何より伝えたいのは、当然のことですが、浮気される女性側には一切の落ち度も罪もないということです。
「浮気されたら一発アウト」を実行できるならそれで良いと思いますし、別れず一度は許す道を選ぶ場合でも、ぜひ毅然とした態度で、犬の躾に挑む気持ちで(笑) 彼氏/夫と向き合ってみてください。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。2015年から軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。男女のリアルな恋模様を描いた小説が話題を呼び、秋に書籍出版を予定している。