ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#3>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『彼氏の浮気が発覚… 繰り返させないため有効な唯一の策は…<働く女性のお悩み相談室#2>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
「子どもはまだ?」と聞かれた時の、無難な対処法は?
お悩み:結婚してから5年間「子どもはまだ?」と聞かれ続けています。実は不妊治療中なのですが、そのことは言いたくないし…。モヤモヤした気持ちをどう解消すればいいでしょうか
未婚だと「結婚しないの?」と聞かれ、結婚すればしたで「子どもは?」と聞かれ、子どもを産んだら今度は「二人めはいつ?」と聞かれる。
「もう、放っておいて!」
本当はそう叫びたい気持ちをグッと堪えて、苦笑いでその場をやり過ごす…。
Oggi世代の皆さんの中にも、同じような思いをしたという方が少なくないのではないでしょうか。
時代は令和だというのに、まだまだ『女性はみんな結婚するものだ』とか『子どもは二人以上いた方がいい』などという価値観が根付いている現実… 本当に辟易(へきえき)させられてしまいます。
結婚する・しない、子どもを産む・産まない。
当たり前ですがどちらも女性それぞれの自由です。そして、このお悩みを寄せてくださった方のように、産みたくても産めない場合だってあります。
非常にデリケートな話題だと、分別ある大人なら当たり前に理解しておくべきですよね。
理解に苦しむのでバッサリ斬ってしまいますが、こういう無神経な質問をしてくる相手には、まともに本音を答える必要なんてないと思うんです。
「子どもはまだ?」などと言われたら、「あぁ、デリカシーを学ばないまま大人になっちゃったのね…」と心の中で憐れみ、たった一言だけを口にしましょう。
「はい、まだです!」と。ポイントは、笑顔できっぱり言い切ること!
ここで「まだなんですよね…」と残念そうな顔をしたり「こればっかりは授かりものだから…」などと曖昧に答えてしまうと、求めていない妊活アドバイスをされたり不妊治療を勧められたり余計なお節介が始まるので要注意。
ぜひ「これ以上踏み込んでくれるな」というオーラを出しながら、笑顔で言い放ちましょう!(笑)
…わかります。それでもやっぱりモヤモヤしてしまいますよね。
ただ現実的に、他人の考えや行動を変えるなんてことは不可能なんです。どうしたって自分サイドで解決するしかない。
けれど、相手は「デリカシーを学ばないまま大人になっちゃった人」なんです。そんな人に本当の自分を開示する必要なんてないと思いませんか?
大切な自分の思いは、大切な人にだけ話せばいい。理解して欲しい人だけが、きちんと理解してくれていればいい。
それで十分ではないでしょうか。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。2015年から軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。男女のリアルな恋模様を描いた小説が話題を呼び、秋に書籍出版を予定している。