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2020.06.27

「結婚しよう」は嘘だったの? 親に紹介してくれない彼の本音とは<働く女性のお悩み相談室#1>

仕事、友情、恋愛、結婚、出産、育児 ……etc。働くOggi世代の女性は人生の岐路に立ち、悩みがつきません。誰かに聞いてほしい。けれど、身近な人には本音を言いづらい。そんなアラサー女性の行き場をなくしたお悩み相談に、東京カレンダーWEBで多数の人気恋愛小説を執筆したライター・安本由佳が答えます。

ライター 安本由佳

ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#1>

(c)Shutterstock.com

ライター・安本由佳です。およそ1年前、私のInstagramのストーリーズでお悩み相談を受け付けたところ、連日多くの相談が届くようになり、その内容も日を追うごとにディープになっていきました。

私自身すべての事柄の「正解」を知っているわけではありません。ただ相談者の立場に立ち、真摯に考えたことを発信しているうち「面白い」「ためになる」と言っていただくことが増え、このたびOggi.jpでその悩みを皆さんに共有し、一緒に答えを探していくことになりました。

お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべてに答えるつもりです。

安本由佳Instagram

さて…… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら。

『彼が結婚しようと言いつつ、ご両親に会う段取りを取ってくれません』

(c)Shutterstock.com

「結婚しよう」って言ったのに……。なんで行動しないの!? 本当に結婚する気あるの!?

こちらの相談者さんの苛立ちと焦り、手に取るようにわかります…… この類のお悩み、実はリアルでも本当によく相談されるんです。「結婚」をチラつかせながらも行動に移さない男性って多いんですね。そんな彼に結婚話を進めてもらうにはどうしたらいいでしょう?

それにはまず大前提として、男性の習性を把握しておく必要があると思っています。

【ポイント】

■男性は現状維持が好き
■それでも行動に移すのは焦ったとき

ここで重要になるのが、相談者さんの彼が言った「結婚しよう」という言葉が「1. 正式なプロポーズと言えるものなのか」「2. ただの口約束なのか」、です。

「1. 正式なプロポーズ」である場合は、彼は結婚に向けてすでに大きな行動を起こしています。ですので、相談者さんが焦る気持ちもわかりますが、基本的には彼に任せておくことをお勧めします。

彼には彼のペースというものがあるし、仕事の都合であったり諸々のタイミングを計っている最中なのかもしれないから。ただあまりにも遅々として進まないようであれば「何か私にできることあるかな?」というスタンスでお尻を叩いてみても良いかもしれません。

問題は「2. ただの口約束」の場合。

この場合、彼は彼女が結婚したいのをわかっていて、でも自分は現状維持を望んでいて、そのため取り急ぎその場を取り繕うために「結婚」を口にしただけの可能性が高いです……。

これだと彼の「結婚しよう」を本気にしてただ待っていても、おそらく話が進むことはないでしょう(泣)。しかしだからといって、「本当に結婚する気あるの!?」などと真正面から詰めるのもおそらく逆効果なんですよね。男性って詰められると逃げたくなる習性もあるので。

じゃあ、どうしたら!?

ここでポイントのふたつめを思い出して欲しいのですが、煮え切らない男性が、それでも行動に移すのは焦ったときです。

つまり、一か八かの賭けにはなりますが「結婚に向けて動いてくれないなら別れる」と切り出すなどして「マズイ。話を進めないと彼女がいなくなってしまう」という状況を作り出すのが最も有効だと思います。

……わかります。賭けに出るの、怖いですよね。本当に別れることになったらどうしようって。けれど、よく考えてみてください。ある程度の付き合いがあるのに、彼女がここまで言っても動かなかったとしたら…… 彼はそもそも結婚する気なんかないんですよ。

「それでも彼と一緒にいたい」というなら別ですが、結婚がしたいなら若い時間は有限。失うことを恐れるあまり、貴重な時間を無駄にすることのないよう気をつけてくださいね……!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ライター 安本由佳

慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。2015年から軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。男女のリアルな恋模様を描いた小説が話題を呼び、秋に書籍出版を予定している。

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