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2020.07.10

「戒め」の意味や使い方とは? 類語や英語表現もまとめてご紹介

戒めとは、罪を起こさないように事前に注意することなどの意味があります。読み方は、「いましめ」と読みますが、一般的に良く使われる言葉ではないため、読み方や正しい意味を間違えることも少なくありません。本記事では、戒めの正しい意味や使い方、類語を解説していきます。

【目次】
「戒め」の意味とは
戒めの使い方を例文でチェック
戒めの類語にはどのようなものがある?
戒めの英語表現とは
最後に

「戒め」の意味とは

(c)Shutterstock.com

「戒め」と書いて、「いましめ」と読みます。「戒め」と聞いたとき、あなたはどのようなイメージが湧いてきますか? 身近な言葉ではないため、あまり聞き馴染みのない方もいるかもしれませんね。

もしくは言葉は知っているけれど、正確な意味についてはよくわかっていない、という方もいるのではないでしょうか。

「戒め」には様々な意味があります。その中でも最も使われる頻度の高い意味は、「知らずに間違えを起こさないように、前もって注意をすること」。そして「前と同じ失敗をしないように、懲らしめること」です。

「罪を起こさないように事前に注意すること」と「罪を起こして罰すること」。なんだか両極端な意味を持つ言葉ですね。このように両極端な意味を持つようになったのは、「戒め」が本来、「規律」を表す言葉だからです。

仏教用語で「戒律」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「戒め」はこの「戒律」の「戒」から来ています。「戒」とは、出家した人や在家が守らなくてはいけない規律のこと。

当然、「戒」を破れば罰せられます。そこから「規律を守るために注意すること」、「規律を破って罰せられること」という両極端な意味が誕生しました。

また、「戒め」には他にも「縛ること」、「(縛るための)縄」という意味があります。これらの意味は上記の2つの意味から派生したものです。

戒めの使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

1:「彼女を泣かせた戒めとして、このビンタの痛みはしっかりと受け止めよう」

この例文では、「罰せられる」という意味で「戒め」が使われています。他にも、「誰からも連絡が来なくなったのは、身勝手な彼にとって戒めとなったであろう」などというように使うことができます。

2:「これからは親に迷惑をかけないように、人生を戒めようと思う」

「戒め」という言葉は、過ちを犯さないよう、今後に向けて注意を促す時に使うこともあります。そうした際は、この例文のように「人生」や「将来」といった言葉と一緒に使うことが多いですよ。

企業には、秩序と規律を維持する目的で、違反行為に対し制裁を下す、「懲戒処分」があります。その「懲戒処分」の中の1つ「戒告」(かいこく)はご存知ですか?

「戒告」とは、従業員に対して「戒め」のために注意をすること。現時点の身ではなく、将来のことも考えた上での「戒め」となります。そのため、この「戒告」も「将来を戒める」行動の1つと言うことができますね。

3:「怖い先生がいなくなって、ようやく戒めが解けた」

この例文の「戒め」は、「罪を犯さないための、規則などの縛り」を指しています。

戒めの類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

1:「忠告」

「忠告」の意味は「人に対して、過ちや欠点を直すように注意をすること」。事前に注意を行う「戒め」と類似していますね。しかしながら、この「忠告」は「相手のことを思って行う注意」のことを指します。それに対し、「戒め」は相手への気遣いは含まれていません。この点が異なるポイントですね。

2:「諫める」

「諫める」は「いさめる」と読みます。この「諫める」の意味は「主に目上の人に対して、間違いなどの欠点を指摘すること」。「戒め」との違いは、指摘や罰する相手が年上である点です。

「諫言」(かんげん)という言葉を耳にしたことはありますか? もしかしたら、歴史小説や時代劇を観るのが好きな人は聞いたことがあるかもしれませんね。この「諫言」も「諫める」と同じ意味を持っているんですよ。あわせて覚えておいてくださいね。

3:「訓戒」

「訓戒」の読みは「くんかい」。この「訓戒」には「人に対して、物事の善し悪しや道徳、道理などを諭し導く」という意味があります。注意をするという意味では「戒め」と同じですが、「訓戒」には物事の道理をよくわかるように話し聞かせるというニュアンスも含まれている点が異なりますね。

戒めの英語表現とは

(c)Shutterstock.com

「過ちや間違いを犯さないように注意する」という意味合いを持つ「戒め」に近い英語表現に「lesson」があります。「lesson」と聞くと、授業や稽古事をいうイメージがありますよね。

ですが、「lesson」には「人にとってためになる教訓や訓戒」という意味もあるんですよ。また、「warning」「caution」にも戒めという意味があります。状況によって使い分けてみてくださいね。

最後に

(c)Shutterstock.com

「戒め」について、いかがだったでしょうか? 元が仏教用語ということもあり、どうしても堅苦しい表現に感じてしまうかもしれません。

しかしながら、「堅苦しい」と感じる程厳しいものが「戒め」だと考えることもできますね。「戒め」は格言にもよく使われる言葉です。「戒め」を受けた時はしっかり受け止めることが大切ですよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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