不倫を知った女性の復讐… 優位に立ちたい女たち
人の不幸は蜜の味なんて恐ろしい言葉がありますが、女にとって他人の不倫話こそ蜜の味。女同士って友達の皮を被ったライバルってこともあります。あの子より良いもの・良い服・良い男と、自分が友達よりステータスが高くないと気が済まない女。その高さがたとえ1mmであっても上がいいんですよ。そのうえ弱みを握れば、もうある意味支配者ね。
今回は、人間関係を壊してまでも、他人の上に立ちたがる女性たちのエピソードを紹介します。
◆外資系IT 総務部 Y子 33歳の場合
私(Y子)と同期入社のM美は、ランチも一緒、週末もアフターファイブも一緒に過ごすほどの仲。私はブランド戦略部へ配属を希望していて、そのことも入社すぐからM美に打ち明けていました。憧れていたんです。しかし今年の人事異動で、M美がブランド戦略部へ異動。最初は部署について興味も示さなかったのに、隠れて狙っていたようで、彼女への不信感や憤りを感じてしまいました。
M美は他部署の7つ上の妻子持ちと不倫中。この事実は、私が知らないと思っているようです。これだけは黙っておこうと思っていたけれど、いざ彼女からの「私あんたより偉くなったわよ」みたいな風を吹かせて、わざわざ総務の前を通られることに限界。
それからの私がどうしたかって? 会社に報告も奥さんに教えることもしませんでした。だって今はM美の不倫相手は、私の彼氏なんだから。
◆ウェブライター K子 40歳の場合
私は31歳で長くつき合った大学の先輩と結婚。どこに連れて歩いても恥ずかしくないルックスでスペックも申し分なし。私の自慢の夫です。結婚して数年後には、娘も生まれ順風満帆にいっていました。しかしある日を境に、夫がなぜか率先して娘の送り迎えをしてくれるようになったのです。
夫はフレックスタイムで勤務しているため送迎は可能ではあったけれど、入園式以来幼稚園にいった事なかったのです。ある時、それほど仲良くない同じ組のAちゃんママから「旦那さん昨日園の先生と夜歩いていたよ。ホテル街へ消えちゃったけどね」と嬉しそうに話すAちゃんママ。率先して娘の送り迎えをするようになった理由がわかりました。
そんな不倫をしている、幼稚園の先生やハイスペック夫へ報復したこと。即刻、園の先生に内容証明を送って居場所を奪い、夫にはかつてなかったほどの贅沢を要求しました。これに懲りたのか、不倫は解消されました。
娘は私立の小学校に入学。別に公立でも良かったんですが、不倫の話を嬉しそうに話してきたAちゃんママは是が非でも私立に入れたかったようで。結局、彼女の希望は叶わず、それを聞いたときは、小さくガッツポーズをしたのは内緒の話。
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他人の不倫の秘密をどうするかは勝手だけれど、目の敵にしている相手だったら、その人の上に立ちたい。欲望って怖いわね。それならいっそ、不倫という危ない橋は渡らないし、ひとりでほくそ笑んでる方が私は楽しいかも。
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪