結婚式・披露宴が中止に! そんな友人にご祝儀はどうする?
三密を避けるため、いろいろなイベントが中止になっています。それは人生の一大イベントである、結婚式・披露宴も同じ。状況によって延期される方も、中止にされる方もいらっしゃると思います。そんな友人のご祝儀はどうしたら良いでしょうか?
◆そもそもご祝儀って?
ご祝儀とは「祝意を表すために贈る金銭や品物」のことをいいます。友人や会社の同僚の結婚式・披露宴に参列する場合のご祝儀の相場は3万円です。これは、お祝いの気持ちに、披露宴での飲食や引き出物の費用を加えた金額といわれています。
披露宴での飲食や引き出物の費用は2万円〜2万5千円となっており、お祝いの気持ちの相場としては1万円がひとつの目安になります。
◆結婚式・披露宴が中止になった場合のご祝儀
今回の新型コロナウィルスの影響で結婚式・披露宴の中止が決定した場合、ご祝儀はどうすべきでしょうか。式が中止となっているのですから、気持ちを込めてご祝儀や贈り物を送ると良いでしょう。式を挙げる方たちとの関係性によっても、額面が変わってきますので、それぞれ見ていきましょう。
自分の結婚式・披露宴に出席してくれた友人には「同額」が目安
自分の結婚式・披露宴に出席してくれた友人に対しては、結婚式・披露宴がなくとも、自分が受け取ったご祝儀と同額が目安となります。もちろん、その金額をお包みするのもOKですし、その金額内のプレゼントをお渡しするのもOKです。
例えば3万円のプレゼントとなるとかなり良いものが準備できますよね。リクエストを聞いて選ぶ場合は安心ですが、自分の経験を元に便利家電などを選んだ! などという場合、すでに持っていた… となっては目も当てられません。そのため、リクエストは聞かずにサプライズで渡したい! という場合には1万円+贈り物で3万円内とするのがオススメです。
もちろん、リクエストを聞いた場合でも、品物の金額によって現金を合わせてもいいですね。なお、自分が近い将来、結婚式・披露宴をおこなう予定であり、ぜひ参列して欲しいと思っている場合も3万円を目安に同様の対応とすると良いでしょう。
それ以外のケースは「1万円」が目安
結婚式・披露宴のご祝儀の相場の解説の通り、“お祝いの気持ち”は1万円が目安になります。その金額をお包みするのもOKですし、その金額内のプレゼントをお渡しするのもOKです。何人かで連名でお贈りするのもいいですね!
◆こんな時期だからできること
いかがでしたか? もともと結婚式はおこなう予定だった方の中止の決断と悲しみは計り知れません。なかなか会食などを企画するにも難しい時期です。
また、時間が経つと、お祝いのタイミングを逃してしまうこともあります。まずはご祝儀をお贈りして、祝福の気持ちを伝えるのはいかがでしょうか。こんな時期だからこそ、受け取った方の喜びもひとしおだと思いますよ。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!