今説明したこと、ホントに分かってくれてるのかな…?
後輩VOICE
「一度言われただけじゃ、〝どこがわかっていないのか〟がわからない」(23歳・女性・入社1年目)
「一応理解したつもりでした」(26歳・男性・入社3年目)
対処法|「今言ったことを自分の言葉で説明してみて」と言う
「後輩の『わかりました』は鵜呑みにしないこと。後輩からしてみれば、先輩にやり方を教えてもらった手前、『わかりません』とはなかなか言えません。『マニュアルを読めばなんとかなるか』と思い、ついそう返事をしてしまいます。それより『今の説明で重要なポイントは?』などと確認をとることで、後輩の理解度を図りましょう」(「講師ビジョン」代表:島村公俊さん)
「仕事ができないと思われたくないあまり、質問したくてもできないというケースもあります。先輩のほうから『あなたの意見を知りたい』など折に触れて言っておくことで、相談することのハードルを下げておくことも大切です」(育成・コミュニケーションのプロ:桑野麻衣さん)
2020年Oggi5月号「あぁ、後輩がわからない!」より
構成/佐々木 恵・酒井亜希子・島田七瀬(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
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育成・コミュニケーションの専門家 桑野麻衣さん
くわの・まい/学習院大学卒業後、全日本空輸やジャパネットたかたでの教育・研修担当を経て独立。著書に『部下を元気にする、上司の話し方』(クロスメディア・パブリッシング刊)など
「講師ビジョン」代表 島村公俊さん
しまむら・きみとし/ソフトバンク在籍時に、1000人規模の新人研修、100人を超える社内講師の育成に従事。2016年独立。著書に『10秒で新人を伸ばす質問術』(東洋経済新報社刊)