Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ビューティ
  3. 健康
  4. 【医師監修】コーヒーを沢山飲む人はガンが発生しにくい? 効率的な飲み方は…

BEAUTY

2020.05.24

【医師監修】コーヒーを沢山飲む人はガンが発生しにくい? 効率的な飲み方は…

コーヒーの健康効果と飲み方について紹介。国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめ、がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている増富先生の健康コラム。

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

コーヒーと健康効果って?

今日はコーヒーのお話をしようと思う。昔から、緑茶や紅茶とならぶ嗜好品のひとつ。最近では、健康との関連も大注目されているコーヒー。皆さんに、医学的根拠に基づいた、新しいコーヒー学を御紹介します。

◆コーヒーの効果

(c)shutterstock.com

コーヒーは昔から「飲み過ぎ」はあまりよくないというイメージがあったかと思うけれども、最近はそうでもない。コーヒーと健康に関しては、多くの学術論文でその効果がちゃんと報告されている。コーヒーを医学的に考えてみようと思う。

例えば、「コーヒーを毎日飲むヒトと、ほとんど飲まないヒトでは、毎日のむヒトの方が肝臓がんの発生頻度がなんと半分程度に抑えられる!」というのだ。さらに1日5杯以上のむヒトは、飲まないヒトに比べると、肝臓がんの発生頻度は約4分の1にまでなるという。コーヒーを多く飲んでいるヒトが肝臓がんの発生率が下がるというのはどうやら真実らしい。

しかし、「なぜ、下がるのか?」という疑問に対しては、残念ながら、まだ完全に答えは出ていない。完全な答えは出ていないのだが、幾つかの可能性は取りざたされている。

◆コーヒーに含まれる物質

(c)shutterstock.com

コーヒーには、ポリフェノールの一種である、クロロゲン酸という物質が豊富に含まれている。このクロロゲン酸という物質の、主な役割が、抗酸化作用。と、いわれても難しいので、もっと簡単にかみ砕くと、生命維持に必要な全ての営み(これを代謝ということができる)に伴い、「ゴミ」や「毒」も作られる。

こうした「ゴミ」や「毒」が、いわゆる、がん、老化、糖尿病、生活習慣病から引き起こされる慢性炎症といった病気の原因だと考えられている。こうした、生体内にできる「ゴミ」や「毒」を掃除してくれるのが、ポリフェノールの一種である、クロロゲン酸だということなのだ。

クロロゲン酸のもつ抗酸化作用が、がん、糖尿病、老化、炎症、アレルギー、などの予防や改善に効果を発揮するというのだ。究極的には、長寿にも繋がるという仮説すらある。そもそも、ポリフェノール自体が、抗老化、長寿作用ということで注目されてきた物質でもあるので、まあ、驚いたことではない。

(c)shutterstock.com

コーヒーにはカフェインという物質も含まれている。このカフェインという物質は、筋肉仲間達の間では密かなブームでもある。筋トレ前に摂取すれば、運動のパフォーマンスが上がるというのだ。皆さんもご存じのように、カフェインは、興奮剤でもあり、眠ってはいけないとき等に摂取する理由は、興奮剤としての薬効を期待してのことなのだ。興奮作用で、運動のパフォーマンスを上げるために摂取するのも理に適っているのかもしれない。

最近は、コーヒーのカフェイン作用を期待して、筋トレジムでは、マッチョ兄さん達は、ブラックコーヒー飲みながらやっている。カフェインは利尿作用もあるのでトイレが近くなることがある。しかし、このことは、良いのか悪いのか目的によって各自で判断して頂きたい。

◆コーヒーの飲み方

コーヒーの抗酸化物質としての作用とカフェインとしての作用を全部勘案して、最強の新型コーヒーの飲み方を御提案しようと思う。こうすることで、アンチエイジング効果による美肌も叶うかもしれません。

【1】1日最低3杯、極力4杯

【2】一杯は昔ながらの、飲み方で(お砂糖1杯とミルクを入れて)

【3】一杯は、ソイラテにして(お砂糖禁)

【4】残りは、砂糖もミルクもなしで(ブラック)

【5】バランスの取れた食事と運動(できれば筋トレ)

【6】十分な睡眠

十分な睡眠が妨げられる場合は、コーヒーのみすぎです。

次回、ソイ(大豆)の医学について書こうと思います。

TOP画像/(c)shutterstock.com

国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


Today’s Access Ranking

ランキング

2020.10.20

編集部のおすすめ Recommended

Oggi11月号「スーツが得意なブランドのジャケットがすごい!」P160に掲載のジャケットのブランド表記に誤りがありました。正しくは、左のジャケットが「ホワイト ザ・スーツカンパニー」になります。お詫びして訂正いたします。

Feature