東京オリンピック開催延期で祝日はどうなる?
2020年夏に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックは残念ながら延期となってしまいました。東京オリンピック・パラリンピック開催のため、祝日を動かしていたような… 結局どうなるのでしょうか?
◆東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて祝日を手当て
東京オリンピック・パラリンピックは、開催準備や運営がスムーズに行えるよう、2020年に限り、祝日の日程が変更されました。
・海の日(7月第3月曜日)→ 7月23日(木)
・山の日(8月11日)→ 8月10日(月)
・スポーツの日(10月第2月曜日)→7月24日(金)
(国民の祝日に関する法律の改正に基づき、2020年以降、体育の日はスポーツの日に名称が変更されます)
◆祝日の移動は法律に基づく
今回の祝日の移動は「東京オリンピック・パラリンピック特別措置法」という法律に基づいて手当てされたものであり、オリンピックが延期となってしまったからといって簡単にもともとの祝日の日程に戻すことはできません。もともとの祝日の日程に戻すためには、また法律の改正による手当てが必要になってしまいます。
新型コロナウイルス問題へ対応に追われている中、国会でそういった議論をしている余裕もないですし、5月に入ったこのタイミングで7月の祝日の日程を動かすのは現実的ではないですよね。そのため、7月23日・24日、8月10日は祝日のままとなり、お休みとなるものと思われます。
◆2021年の東京オリンピック・パラリンピックの開催時はどうなる?
東京オリンピック・パラリンピックの開催準備や運営がスムーズに行えるよう、2020年に限り、祝日の日程が変更されたため、
現段階では2021年は、「海の日(7月第3月曜日)」、「スポーツの日(10月第2月曜日)」「山の日(8月11日)」となります。
東京オリンピックは2021年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの日程で開催が予定されているため、必要に応じて改めて法改正により、手当てがなされることになります。
なお、スポーツの日の名称変更については、東京オリンピック・パラリンピックの開催がきっかけとなっているものの、2020年に限った対応ではなく、2020年以降はずっとスポーツの日となります。
新型コロナウイルスが収束し、さまざまな課題をクリアして、2021年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を楽しみにできる状況が1日も早く訪れることを願ってやみません。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!