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2020.05.05

「酔狂」の正しい意味と使い方を解説! 類義語や英語表現もチェック

酔狂(すいきょう)とは、その字面の通り「酔って狂ったような」状態や行動を指す言葉です。ただ「酔狂な」人は、全員が酒に酔っている訳ではありません。本記事では、言葉の意味や使用法をはじめ、類義語や英訳を加えて、「酔狂」について詳細を解説していきます。

【目次】
「酔狂」とはどんな意味?
酔狂の正しい使い方は? 例文をご紹介
「伊達や酔狂」の意味も知ろう
酔狂の類義語はどのようなものがある?
酔狂を英語で表現するとこうなる
最後に

「酔狂」とはどんな意味?

(c)Shutterstock.com

「酔狂」にはふたつの意味があります。まずひとつ目が「好奇心から風変わりな行動をとることやそのさま」。ふたつ目が「酒に酔って常軌を逸すること。酒に酔って取り乱すこと」です。人と違うことを好むという性質上、変わったことばかりする物好きな人のことを「酔狂な人」と呼ぶのです。

古い小説などには「すいきょう」と同じ読み方で、「粋狂」や「酔興」という漢字を当てている例も見られます。これらは意味としては同じですが、少しだけニュアンスが異なります。

「粋狂」は前述の最初の意味に近く、「“いき”であることに狂っている様子」。また「酔興」であれば2番目の意味に近く、「酒に酔って興がのっている様子」と解釈できます。

酔狂の正しい使い方は? 例文をご紹介

(c)Shutterstock.com

1:「真夏に火鍋を囲むなんて、酔狂な人々だ」

通常、鍋料理をいただくのは寒くなった冬であり、真夏の酷暑に鍋を好む人は少ないでしょう。それでもあえて「夏に鍋」と考える、一風変わった思考を指して「酔狂」と呼ぶのです。ほかにも「真冬の冷たい海で泳ぐのが好きなんて、酔狂だ」なども同じ使い方です。

また、少しニヒルに「人助けが趣味だなんて、あいつは酔狂な奴だよ」などと使うこともあります。風変わりな行動をする人々を「馬鹿げているなぁ」と表現したいときに「酔狂」を使います。

2:「いくらなんでもそんな冗談は、酔狂にも程がある」

「酔狂」な行動をとる人々を客観的に見るのではなく、「行き過ぎだ」と注意を促している状態です。物好きな行動を取る分には構わないものの、それが調子に乗りすぎると人に迷惑がかかることになります。文豪、太宰治の作品『黄村先生言行録』にも「酔狂もいい加減になさい」という表現が出てきます。

3:「朝目覚めて、昨夜の自分の酔狂を思い出し、頭を抱えた」

これは「酒に酔って、普段ならとらないような行動をとってしまうこと」という意味での例文です。お酒が好きな人なら、身に覚えがあるのではないでしょうか。

ほどよい酒量ですめばいいものを、読んで字のごとく酒の場で「酔って狂っている」ような、常軌を逸した状態に至ってしまった場合、「酔狂」と表現します。

「伊達や酔狂」の意味も知ろう

(c)Shutterstock.com

「酔狂」という言葉が用いられる成句的表現として、「伊達(だて)や酔狂」というものがあります。「伊達」とは「見栄を張ること」「人目を引く派手な振る舞いや態度」を意味します。なので「伊達や酔狂」という言葉が並ぶと「見栄や好奇心」という意味合いになります。

文章としては「伊達や酔狂などではない」というふうに使います。後ろに「〜でない」という否定形をもってくることで、「見栄や好奇心でやっているのではない」「カッコつけたり、変人を気取ったりしているわけではない」ということを表現したいときに使われます。

例文を挙げてみましょう。「困難な状況に自分を追い込んだのは、伊達や酔狂からではない」「私は伊達や酔狂で彼女を守っているわけではない。彼女が無実だという証拠があるのです」というように使います。つまり「遊びではなく本気である」という意味になります。

酔狂の類義語はどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

1|好事(こうず)

「風変わりなことを好むこと」「風流を好むこと。風流であるさま」という意味です。めずらしいことや変わったことに興味を持つ、という意味で「酔狂」と通じるところがあります。文学の中では「センスがいい」という意味で「好事」が使われることもあります。

2|道楽(どうらく)

「本業以外のことに熱中して楽しむこと」、また「趣味として嗜むことや、その楽しみ」のことを言います。食事にお金をかける食通の人を「食い道楽」、また洋服や小物をそろえておしゃれに励む人を「着道楽」などと呼びます。

また、「酒やばくちなどにふけること」も道楽です。まともに仕事をせずに、遊びでお金を使い込んで困っている状態を「道楽で身をもちくずす」などと表現します。好奇心に任せて突き進んでいる状態が「酔狂」と似ています。

3|酒乱(しゅらん)

「酒に酔うと人が変わったようになり、暴れること」。また「酒を飲んで乱暴な行動をとる性癖の人」を酒乱と言います。「酔狂」を「酔って狂っている」という意味で使う場合に「酒乱」と同意語になります。

酔狂を英語で表現するとこうなる

(c)Shutterstock.com

「酔狂」と英訳すると、いろんな単語を当てはめることができます。たとえば「crazy」は「物好きな」という意味があり、文脈によっては軽いニュアンスでも使えます。また「absolutely mad」は「正気の沙汰ではない」という意味になります。

ほかにも「whimsical」は「妙な」、「oddity」は「風変わりな」という意味で、「酔狂」を表現するのにバリエーションを広げたいときに便利です。

また、お酒に酔って乱暴することを「drunken frenzy」と言います。「drunken」は「大酒飲みの」、「frenzy」は「取り乱す」という意味です。どんな設定でどう使うのかを考えて、表現を選んでみてください。

最後に

「酔狂」には「風変わりな行動」という意味も、「酒を飲んで暴れること」という意味もあります。いずれにしろ「酔狂」とはその人のおかしな行いのこと。むしろ、お酒も飲んでいない素面(しらふ)の状態であるにもかかわらず、普通ではない行為に及ぶからこそ「酔狂」と呼ばれることも多いようです。

人間による、面白おかしい行動を目の当たりにしたときに、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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