社会人なら知っておきたい! 自己紹介のポイント
社会人になると意外と多い自己紹介の機会。苦手なんだよなぁ、と思ったりしていませんか? 自己紹介をする際のポイントをお教えします!
◆自己紹介は自分のプレゼンテーション
社会人にとっては、自分のことを覚えていただくことも大切な仕事になります。そのため、自分のプレゼンテーションともいえる自己紹介はとても重要な機会になります。
とはいえ、1分程度の限られた時間ですので、名前を覚えてもらえた、少しでも印象に残った、興味を持ってもらえた、としたら大成功です。
◆自己紹介のポイント
視覚情報はとても大切
自己紹介をする際は、背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、聞き手の目を見てにこやかに行いましょう。口調はハキハキと明るく、スピードはややゆっくりがグッド。挨拶と同じですね!
「視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%」で有名なメラビアンの法則が示す通り、非言語コミュニケーションは印象においてとても大きな割合を占めます。話す内容に気がいきがちですが、まずは見た目や振る舞いに注意しましょう。
自己紹介の目的は名前を覚えてもらうこと
自己紹介では聞き手が飽きないよう、1分を目安に組み立てます。以下が基本の型になります。
あいさつ→所属と名前→経歴→あいさつ
ついつい、色々と伝えたくなってしまうのですが、しっかり伝えるべきは名前です。なにか付け加えるとするならば、名前を覚えて頂くために、名前にまつわる一言(漢字の説明や名前の由来など)を添えるのがいいですね。
◆シチュエーションで自己紹介の内容を変える
一方、懇親会などの場やプライベートでの自己紹介では、名前にとらわれず、自分の性格や趣味など自分の人柄を伝えるエピソードを盛り込んでみましょう。
また、どういった場の自己紹介であるか、どういった方が聞き手なのかによって、付け加える話題を考えておくと良いですね。
締めくくりの挨拶は意気込みを交え、「これからよろしくお願いします」という気持ちをしっかり伝えます。このとき、ポジティブな言葉を選ぶこと! 余韻として良い印象が残りますよ。
◆自己紹介はコミュニケーションのきっかけ
自己紹介で聞き手の印象に残ると、コミュニケーションのきっかけとなり、その後の関係構築にもひと役買うこともあります。また、他社の方への自己紹介においては、自身の印象が会社の印象につながることも。そのため、悪目立ちしてしまうことのないよう、まずはウケを狙うのではなく、真摯に自分について伝えましょう。
ユーモアを示す機会は、関係が構築される過程でいくらでもあります。自己紹介は自分を知っていただく良い機会。苦手に思い、適当に流すのではなく、まずは型を活用して、テッパンの自己紹介を準備しておきましょう!
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!