出社時の元気なあいさつで良い1日のスタートを!
出社やテレワーク中の会議の開始時に、元気にあいさつしていますか? あいさつは人間関係の潤滑油。早速その効能をチェックしましょう!
◆出社したときのあいさつはなんて言う?
出社したときにするあいさつは、「おはようございます」です。テレワーク時では「お疲れ様です」が良いかなと思います。
この「おはようございます」に、『今日も1日よろしくお願い致します』という気持ちも込めてあいさつします。もちろん、「おはようございます。今日もよろしくお願い致します!」と付け加えてもグッドですよ。
◆あいさつはなぜ大切なの?
出社時のあいさつに限らず、小さい頃から、いろんな場面で『あいさつは大切』と教わってきましたよね。あいさつの「挨」は押す、「拶」は迫るの意で、本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すことをさす(デジタル大辞泉)、禅問答の中から生まれた言葉と言われています。
師匠が言葉をかけ、その応答や空気感などから弟子の修行の度合いをはかる真摯なやりとりが「挨拶」であり、転じてお互いに心を開き、向き合い、心を近づけることを「あいさつ」というようになりました。
お互いに心を開いてするやりとりが、あいさつなんですね。
◆あいさつで印象が決まる
お互いに心を開いてするあいさつは、その人の心が映し出されるやりとりであり、その人の印象を決めると言っても過言ではありません。
そのため、あいさつは笑顔で元気に明るくハキハキと相手の目を見ておこないましょう。日々の挨拶をしっかりすることで、「礼儀正しい」「前向き」「爽やか」「元気がある」といったポジティブな印象が積み上がっていきます。
特に、朝一番におこなう「おはようございます」というあいさつは、周囲の気持ちも明るくし、良いスタートを切ることにもつながります。せっかくあいさつをしていても、うつむきがちに小さな声ではネガティブな印象につながってしまいますよ。
◆あいさつでコミュニケーションが円滑になる
心を開いたやりとりであるあいさつをすることで、話しかけやすい雰囲気や関係性が作られていき、円滑なコミュニケーションの基盤になります。また、あいさつをきっかけにそのまま会話が弾むこともありますね。
コミュニケーションをとることを苦手と感じている方や、ちょっと苦手に感じる方がいる場合には、積極的にあいさつをすることを心がけましょう。名前を呼びかけてあいさつするとぐっと距離が縮まりますよ。
◆あいさつで仕事環境が整う
あいさつでコミュニケーションが円滑になることに伴い、距離が縮まり、周囲への連絡、相談、報告などもしやすくなります。逆も然りで、相手が話しかける際の心のハードルも下げることにつながります。
新しい職場に着任した際も、あいさつをすることで、周囲と円滑なコミュニケーションを図ろうとしている、ひいては新しい職場に馴染もうとする姿勢を示すことになります。周囲も声をかけやすくなるため、仕事を教えやすい、教わりやすい環境にすることにつながります。
◆あいさつで1日の良いスタートを
いかがでしたか? あいさつで元気な声を出すことで、仕事のスイッチが入るとともに、自分の緊張をほぐす効果もありますよ。
なお、“あいさつは自分から”、が基本ですが、あいさつを受けることもあります。そんなときは必ず、相手の目を見てあいさつを返しましょう。
また、残念ながらあいさつをしても返さない方もいるもの。だからといってあいさつをしない! ではなく、相手の反応は期待せずに割り切ってあいさつができればいいですね。
また、テレワーク時などでも、午前中、顔や声を合わせるときは、明るく挨拶をするとより円滑にやりとりができるはずです。清々しいあいさつを心がけ、毎日、ステキなスタートを切りましょう!
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!