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今っぽスタイルに仕上げるローファーコーデ
パンツやジャケットなどトラッドなアイテムと相性のいいローファーは、オールシーズン使える上に、クラシカルな着こなしがブームの今、備えておきたい存在。今回は、そんな注目のローファーを今っぽスタイルに仕上げるポイントと、カラー別のお手本コーデを紹介します。
現役スタイリスト・城長さくらさんが考える、2023年、ローファーを履きこなすためのコーデのポイントや注意点がこちら!
〈POINT〉
1| まずはジャケット×パンツの王道スタイルで!
「きちんとセットアップも、カジュアルなダブルジャケットも、ローファーを合わせるとトラッド感が漂い間違いない着こなしに。『久しぶりにローファーを履きたいな』と思っている方は、ぜひ王道のジャケパンスタイルで取り入れてください」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)
2| ソックス合わせで上級者見えを狙う
「今までは、クロップドパンツに素足でローファーというスタイルが目立っていました。でも最近は、ワイドパンツにローファーを合わせる機会が増えました。そんなときに加えたいのが靴下です。一見見えないけれど、歩いたときにチラッと見える靴下がおしゃれ! きれいめに履く場合、靴下はローファーと同色の薄手のリブタイプがおすすめです」
3|今季のトレンドはスクエアトウ or 厚底タイプ
「ローファーはトレンドにあまり左右されないイメージがありますが、それでも進化はしています。数年前までは王道のラウンドトウが主流でしたが、最近はスクエアトウのようなメンズライクなデザインか、カジュアルな厚底タイプがトレンド。ベーシックな黒はもちろん、ホワイトやコンビカラーなどデザインも豊富です」
【スタイリストが解説】ローファーとは|種類〜大人向けコーデを厳選
《お手本コーデ》
クラシカルなビッグシルエットの紺ブレはグレーワイドパンツを合わせてトラッドにブラッシュアップ。スクエアトウのローファーで今っぽいハンサムさを加えて。肩に掛けたきれい色ニットで、“きちんと見え”で終わらないおしゃれを楽しもう。
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定番的な【黒】はハンサムなかっこよさを加速
ローファーの定番カラーでもある黒は、足元にかっこよさを灯してくれる存在。今っぽい、色味のある着こなしも一気にぐっと大人っぽくまとめてくれるので1足あると頼れるシーンが多そうです。ゴールドのチャームがあればさらにクラシカルな印象に。
- 黒厚底ローファー×ブルーデニム×ニット
- 黒ローファー×ツヤ素材スカート×黒ジャケット
- 黒ローファー×ハーフパンツ×ストライプシャツ
- 黒ローファー×コットンパンツ×黒のフリルブラウス×ツイードジャケット
- 黒ローファー×ボリュームスカート×ロゴスウェット×ストライプ柄シャツ
- 黒ローファー×白のワイドパンツセットアップ×ドット柄ブラウス
- 黒ローファー×ネイビージャンプスーツ×ボーダーカットソー
- 黒ローファー×ブルーデニム×淡ブルージャケット×トップス
- 黒のビットローファー×白フレアスカート×デニムジャケット
- 黒ローファー×フレアスカート×ストライプ柄ジレ×白T
黒厚底ローファー×ブルーデニム×ニット
ニット×ブルーデニムのシンプルなコーディネートも、ボリュームのある厚底ローファをプラスすることで今っぽいバランスに。フロントのゴールドチェーンがアクセントになり、程よい華やかさを演出。
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黒ローファー×ツヤ素材スカート×黒ジャケット
グロッシーなカーフスキンとメゾンを代表する装飾「モルセット」のコンビネーションで、存在感抜群のローファー。コンパクトなジップジャケットとポリエステルツイルのボリュームスカートが生むドラマティックなシルエットを、懐深く受け止めて。
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黒ローファー×ハーフパンツ×ストライプシャツ
トラッド感あるローファー、はきやすさと軽やかさを重視したデイリー仕様に。ストライプシャツやハーフパンツで、全体のテイストに統一感をもたせて。
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黒ローファー×コットンパンツ×黒のフリルブラウス×ツイードジャケット
ベージュのコットンパンツと黒ローファーというアイビールックな着こなしは、今っぽくツイードジャケットを重ねるのが洒落感のコツ。襟のフリルが特徴のヴィンテージライクなブラウスは、洗練された大人のロマンティックを演出してくれる。
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黒ローファー×ボリュームスカート×ロゴスウェット×ストライプ柄シャツ
ラフなロゴスウェットを、ストライプシャツのレイヤードと黒ローファーできれいめに。たっぷりとしたボリュームスカートも、足元にチラッと素肌をのぞかせることで重たく見えず、バランスよく着られるはず。
黒ローファー×白のワイドパンツセットアップ×ドット柄ブラウス
オーバーシルエットなジャケパンは、シンプルな黒ローファーを足元に選んで、こなれ感たっぷりなかっこいいスタイリングに◎。インナーもドット柄で黒をリフレインすればレトロ感が加速。
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黒ローファー×ネイビージャンプスーツ×ボーダーカットソー
袖を腰巻きにするボーイッシュな着こなしのジャンプスーツは、カジュアル慣れした印象を加速させて。黒のビットローファーで、足元は真面目に「はずす」バランスがお洒落。
「辛口シンプル派」スポーティ&ビビッドカラーでこなれたスタイルをGET!
黒ローファー×ブルーデニム×淡ブルージャケット×トップス
デニムの色を軸にした涼やかなブルーのグラデーション。ローファーで遊びを入れることで洒落感が増し、辛口めに着られます。
黒のビットローファー×白フレアスカート×デニムジャケット
ふんわり軽やかな白いフレアスカートを、黒のビットローファーでエレガントに引き締めて。スカートとローファーの間は、ライトグレーのリブタイツでカジュアルにつなぐと、ぐっと洒落た雰囲気に。
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黒ローファー×フレアスカート×ストライプ柄ジレ×白T
裾の揺れ感が女らしいAラインスカートに、ストライプ柄ジレと黒ローファーでシャープさを加えて。見慣れたモノトーンコーデもバブーシュ風のローファーを加えることで今どきに。
この夏はAラインフレアスカートで、ドラマティックに楽ちんに!
外しの効いた【白】ローファーで足元に抜け感を
洒落感高めな白ローファーは、トラッドでありながら鮮度の高い足元に仕上げてくれるこなれアイテム。落ち感のあるかっこいいパンツスタイルも、抜け感が生まれ今っぽバランスに!
- 白ローファー×ピンクパンツ×ブラウンスウェット×ブルーシャツ
- 白ローファー×くすみブルーカーゴパンツ×シャツジャケット
- 白ローファー×白プリーツスカート×ストライプ柄ジャケット×シャツ
- 白ローファー×テーラードジャケット×パンツ
白ローファー×ピンクパンツ×ブラウンスウェット×ブルーシャツ
鮮やかなピンクのパンツとサックスブルーのシャツの合わせがチャーミング。足元はソールがきいたローファーで抜け感を出して。
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白ローファー×くすみブルーカーゴパンツ×シャツジャケット
真逆のテイストを組み合わせても、爽やかなブルーが主役ならすっきりとした印象に。足元は白ローファーでかっこよさと洗練されたイメージを両立。
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白ローファー×白プリーツスカート×ストライプ柄ジャケット×シャツ
ワントーンでまとめたオール白コーデ。裾長シャツ、プリーツスカート、ストライプ柄と縦長を意識しつつ、アイビールックな要素がたっぷり入ったレイヤードスタイル。ゴールドのスタッズ付き白ローファーでよりムードを盛り上げて。
白ローファー×テーラードジャケット×パンツ
パンプスを白ローファーに替えるだけで、かっちりセットアップの印象が激変! クリーンな白が足元を軽やかに見せ、いつもの通勤コーデをグッとこなれさせてくれます。
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【ブラウン系】オーセンティックなレトロコーデ♡
黒と並んで、ローファーの定番カラーであるブラウン系アイテム。深みと奥行きのある渋い色味で、とことんレトロに履きこなすのが◎。 足首が見える時は、カラータイツやリブソックスを重ねてこなれた洒落感を足してみて。
- ブラウンローファー×ネイビーパンツ×デニムジャケット
- ブラウンのローファー×白プリーツスカート×ベージュシャツ
- ブラウンのコインローファー×グリーンのプリーツスカート×オレンジニット
- キャメルカラーのコインローファー×ベージュフレアスカート×黒ニット
- ブラウンローファー×紺ブレザー×ハーフパンツ
- ダークブラウンのタッセルローファー×イエローパンツ×黒ニット×白シャツ
- ブラウンのヴァンプローファー×デニム×トレンチコート
ブラウンローファー×ネイビーパンツ×デニムジャケット
ノーカラーで新鮮に仕上げたGジャンとブラウンローファーは、王道的なトラッドコーデで今っぽい。白シャツの襟、マニッシュなネイビーパンツなどとことん王道の要素を盛り込んで着こなして。
ブラウンのローファー×白プリーツスカート×ベージュシャツ
ベージュのオーバーシャツから白のプリーツスカートへつなぐ繊細なワントーン。ぼんやりしがちな淡色コーデを足元のブラウンローファーで引き締めて、ハンサムな要素をプラス。
ブラウンのコインローファー×グリーンのプリーツスカート×オレンジニット
オレンジ色のニットにネイビーのミモレ丈フレア。こんな鮮度の高い組み合わせは、無難なパンプスじゃつまらない! そこでブラウンのコインローファーとライトグレーのタイツをチョイス。ニュアンシーな配色と、ローファーから香るジェントルマンムードのおかげで、ワンランク上の着こなしが完成。
キャメルカラーのコインローファー×ベージュフレアスカート×黒ニット
キャメルカラー&ヌバック素材のローファーは、表情豊かでこなれたムード。黒ニット×ベージュフレアというシックな装いを、おしゃれ上級者っぽくくずしてくれる。ちらりとのぞく脚は、深いグレーのマットなタイツでかっこよく。
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ブラウンローファー×紺ブレザー×ハーフパンツ
ネイビージャケットの正統派トラッドな雰囲気はハーフパンツ合わせで今っぽく。足元もオーセンティックなローファーでクラシカルにまとめて。
ダークブラウンのタッセルローファー×イエローパンツ×黒ニット×白シャツ
タッセル&キルトの装飾と光沢のあるブラウンレザーで、存在感のある足元に仕上がる一足。イエローのクロップドパンツのキャッチーさを、タッセルローファーの品のよさが小粋に受け止める。
ブラウンのヴァンプローファー×デニム×トレンチコート
トレンチコート、ボーダー、デニムというフレンチシックなコーディネートに、型押しブラウンのヴァンプローファーがお似合い。スマートにまとめるため、デニムは必ずクロップド丈を選んで。
【バイカラー】主役級の足元で洒落感が高まる!
バイカラーのローファーは、クラシカルなハンサムさが加速するのでデニムやパンツなどと合わせるコーデが大人気。足元を主役に着こなしを考えれば、程よいバランスがキープしやすくなります。ジャケットやブルゾンなどかっこよさのあるアウターを添えればさらにクールに。
- バイカラーのローファー×ブルーデニム×ストライプ柄ジャケット
- マルチカラーのローファー×インディゴデニム×ネイビーニット
- バイカラーのローファー×ストライプ柄スカート×ベージュブルゾン
- バイカラーのローファー×ワイドパンツ×ネイビースウェット
バイカラーのローファー×ブルーデニム×ストライプ柄ジャケット
トラッドでともすればほっこり見えしやすいローファーも、最旬のスクエアトウならモダンでかっこいい印象に。パンツだけでなく、スカートと合わせても甘くなりすぎないスパイスに。
マルチカラーのローファー×インディゴデニム×ネイビーニット
メンズライクなインディゴブルーデニムに、トラッドなマルチカラーローファーを合わせたハンサムコーデ。ワントーンライクで、足元が引き立つ。
バイカラーのローファー×ストライプ柄スカート×ベージュブルゾン
やわらかな雰囲気に包まれたベージュのストライプ柄スカートは、ローファー合わせでカジュアルなかっこよさに振りたい。ベージュのMA-1と合わせてほんのり辛口なスパイスをひとさじ。全体をベージュ~ブラウンの配色でまとめると軽やかで落ち着いた存在感に。
意外にきれいめ服と合う「MA-1ブルゾン」は、どう着こなす?
バイカラーのローファー×ワイドパンツ×ネイビースウェット
ネイビースウェット×ワイドパンツのリラクシーな組み合わせに、トラッド感の強いコンビローファーを加えてきれいめに。白ベースのトリコロールカラーが足元に上品さを漂わせてくれる。
【カラーアイテム】こだわりの一足で存在感を十分に◎
最後に紹介するのは、カラーアイテムのローファー。クラシカルさと人気のきれい色が融合したアイテムなら、足元の存在感が抜群。お気に入りのカラーや推しブランドでこだわりの1足を見つけてみて。
- ブルーグレーのローファー×ボーダーのニットアップ
- 淡ピンクローファー×白ロングスカート×ピンクトップス
- 淡ピンクローファー×ピンクのロングコート×ブルーデニムパンツ
- 淡ピンクローファー×グレーデニム×ピンクのロングコート
- カーキのコインローファー×クロップドパンツ×ブルーシャツ×紺ブレ
ブルーグレーのローファー×ボーダーのニットアップ
なめらかなスエード、ブルーグレー、すっきりしたシェイプ… と、きれいめ派のツボを押さえたローファー。合わせる服は、リブニット素材&ボーダーのセットアップをチョイス。コケティッシュでいて育ちがよさげなコーデが完成!
ボッテガ・ヴェネタ、トッズ… 注目ブランドの「ローファー」3選!
淡ピンクローファー×白ロングスカート×ピンクトップス
ピンクに白を混ぜたようなさくらピンク。冒険アイテムだからこそ、トップスで色をリンクさせ、とことんチャーミングに着こなしたい。
グッチ、セリーヌ、J.M. WESTON…「ローファー」は憧れブランドで投資買い!
淡ピンクローファー×ピンクのロングコート×ブルーデニムパンツ
はおるだけで着こなしをフレッシュに導く、ベビーピンクのスプリングコート×爽やかなブルーデニムの軽やかコーデならスエードローファーでピンクを重ねてもくどくならない。
ピンク初心者も挑戦しやすい! 大人かわいい「淡ピンクコーデ」4選
淡ピンクローファー×グレーデニム×ピンクのロングコート
ピンク=かわいいを裏切るシャープなシルエットのコートを、グレーのデニムで柔らかくニュアンシーに受けとめたレディな着こなし。なじみのいい淡いトーンのピンクをローファーで重ねれば、今っぽさMAXに。
カーキのコインローファー×クロップドパンツ×ブルーシャツ×紺ブレ
スリムなシルエット、スクエアトウ、深いカーキ…。モダンなデザインのコインローファーなら、ローファービギナーでも取り入れやすい上、ジャケット×クロップドパンツの定番コンビもきれいにまとまりすぎず、いい感じ! ローファーがすっきりしたデザインなので、細身のクロップドパンツを合わせるとバランスよく仕上がる。
最後に
今回は、今こそ履きたいローファーのお手本コーデを紹介しました。今っぽさのあるアイテムやコーデづくりのポイント、カラー別のお手本スタイルから着こなしのヒントが得られたのではないでしょうか。ぜひローファーで今どきとトラッドが融合したスタイリングに挑戦してみて。
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