会議室や会食だけじゃない! タクシーにも席次があった!
上司と外出時にタクシーに乗ることになったら、自分の座るべき席を自信を持って答えられますか? タクシーの席次を早速確認していきましょう。
◆運転席の後ろの席が常に一番の上座
タクシーの座席の中で一番の上座は運転席の後ろの席です。運転席の後ろが一番安全と言われていること、出入り口から一番遠く、運転席からは見えにくく、落ち着いて座り心地が良いこと、一番最初に乗り込むことが出来ることが理由です。
続いて、助手席の後ろの席が上座になります。
◆一番の下座は助手席
タクシーの座席の中で一番の下座は助手席です。事故などの際にもっとも危険な席ですし、行き先を告げたり、道案内や精算を担うからですね。4人乗りの際も、一番の下座は助手席であり、続いての下座は後部座席の真ん中となります。
上司に挟まれて狭く、座り心地も通常の座席より硬くて良いとはいえないことを考慮すると、後部座席の真ん中よりも助手席の方がいいような…。そのため、後部座席の真ん中に座る方に「席を代わりましょうか?」などとお声かけして、ご意向を確認するとグッドです。
◆ワンボックスカータイプのタクシーの場合は?
最近はワンボックスカータイプのタクシー(ワゴンタクシー)が増えていますね。ワンボックスカータイプのタクシーの場合は、最大6名まで乗ることができます。その場合は席次はどうなるのでしょうか?
一番の上座から順に、
(1)運転席の後ろ→(2)助手席の後ろ→(3)後部座席の真ん中→(4)助手席→(5)三列目の座席の運転席側→(6)三列目の座席の助手席側となります。
三列目は二列目に比べ、乗り降りしにくく、窮屈であることから、下座になります。
◆それぞれに席の好みもある!
いかがでしたか? 皆さんの思い描いていた席次と一致したでしょうか?
席次はみんなの共通認識になります。席次があることで指示しなくても、それぞれが自身の座る場所がわかるため、スムーズな乗車ができます。一方で、上司に座る席のお好みがある場合も。そんなときはお好みに合わせて臨機応変に座りましょうね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!