「掛け軸の上部から垂れ下がっている2本の細長い布きれ」の名前を知ってる!?
掛け軸を見ると、上部から2本の細長い布が垂れ下がっています。では、この部分の名称はわかりますか。掛け軸の話題になったときに、ちゃんと言えるとカッコいい!
【問題】
「掛け軸の上部から垂れ下がっている2本の細長い布きれ」の名前は?
1. 風帯(ふうたい)
2. 八帯(はったい)
正解は?
1. 風帯(ふうたい)
風帯(ふうたい)とは、掛け物の八双から垂らす2本の細長い布、または紙のこと。中国では「驚燕(きょうえん)」、「払燕(ふつえん)」と呼ばれています。
一説では、屋外でも掛け物を鑑賞する風習があった中国で、ツバメは風になびく紙を怖がることからツバメよけのためにつけられたとされていますが、現在の掛け物にはつけられていません。なぜか日本で、単に装飾するものとして形式だけが残ったとされています。
ふう‐たい【風帯】
1 掛け物の発装から垂らす2本の細長いきれ、または紙。
2 几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)の上から垂らす細長い布帛(ふはく)。
3 旗の横上につけたひも。巻き上げた旗を縛るのに用いる。
(小学館デジタル大辞泉より)
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