「羽根突き」の羽根の先は黒くて丸い! これって何?
お正月の遊びといえば…「羽根突き」! 小さい頃、家族や友達と羽根突きを楽しんだ人も多いのでは? 「お正月がきた!」という感じがしますよね。大人になってからも、たまにやってみると楽しい♡ そんな羽根突きの羽根は、先が黒くて丸くなっています。この「黒くて丸い部分」は何かを知っていますか
【問題】
羽根突きの羽根の先の黒くて丸い部分は何?
1. 患無子(くろむじ)
2. 無患子(むくろじ)
正解は?
2. “無患子(むくろじ)”が正解!
無患子(むくろじ)とは、ムクロジ科の落葉高木になる果実の種子。無患子(むくろじ)は本州の中部・南部、四国、九州の山地に生え、高さは15メートル以上にもなります。
果実は直径約2センチメートルの扁球形で熟すと黄褐色になり、内部にある1個の黒い種子はとても堅くよく弾むので、羽根突きの羽根の球に使用します。黄褐色の果皮はサポニンを含み泡立つため、石鹸の代用品として利用されていました。
むくろ‐じ【無=患=子】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。高さ15メートル以上になる。葉は細長い小葉からなる羽状複葉。夏、雌花と雄花とが円錐状につく。実は球形で黄褐色に熟し、中の種子は黒色で堅く、羽根つきの羽根の玉に使う。果皮はサポニンを含み、泡立つので石鹸(せっけん)の代用とされた。むく。《季 秋》「雨の日の雨の―深大寺/麦人」
(小学館デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
ジャパンナレッジ 知識の泉「これ何? 図鑑」