「鍋料理を取り分けるときに使う取っ手のついた小鉢」の名前は?
寒い季節には、鍋料理を食べる機会も多いですよね。では、「鍋料理を取り分けるときに使う取っ手のついた小鉢」の名称は知っていますか。単なる「小鉢」ではないんです!
【問題】
鍋料理を取り分けるときに使う取っ手のついた小鉢の名前は…?
1. 湯匙(とんすい)
2. 蓮華鉢(れんげばち)
正解は?
1. 湯匙(とんすい)
湯匙(とんすい)とは、鍋料理を取り分ける際などに使う、取っ手のついた小鉢。天汁(てんつゆ)を入れる器としても使われます。
「とんすい」の由来ですが、中国では蓮(はす)の花の形をした陶器のさじを「湯匙」=「たんし」と言います。これが日本に伝わった際、「たんし」が日本人には「とんすい」と聞こえたという説があります。また長崎方面の方言とする説も。
そのほかに「呑水」と書くことから、もとは水を汲んで飲むために使われた器であるという説もあるようです。
トン‐スイ【湯匙】
《中国語から。「呑水」とも書く》取っ手の付いた小鉢。鍋料理を取り分ける際などに使う。
[補説]中国語ではタンチーと読み、食器のちりれんげの意。
(小学館デジタル大辞泉より)
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