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2020.01.04

【アナログ主義OLの通帳】現金はメリット少ない? キャッシュレスへの第一歩におすすめのアプリも♡

読者の通帳を見ながら、コラムニスト兼ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんがマネーセンスの磨きかたを指南するOggi本誌の人気連載。今回は、建築会社勤務 L子さん(33歳)の通帳をご紹介。

建築会社勤務 L子さん(33歳)の場合

(c)Shutterstock.com

L子さんDATA
職歴:アパレル会社、IT企業などの勤務を経て、現在の会社は2年目。仕事は営業事務。
手取り給与:約19万円を現金で
住まい:大阪府で家族(父、母、妹)と同居

預金総額
現金:約20万円
普通預金:約220万円
TOTAL:約240万円

L子さんの通帳は、こんな感じ!

1|ジム月会費
銀行口座から自動引き落としにしている唯一の支払いが、スポーツジムの会費で月5,940円。が、あまり行かなくなったので、今年8月に退会した。

2|現金入金
手渡しでもらったボーナスと給与の残りが増えてきたので、まとめて銀行口座に入金。年に1~2回まとめて入金するが、ほとんどは現金で手元に貯めている。

3|給与
いまだ封筒に入った現金と給与明細が経理から手渡しされる。税引後の手取りで約19万円。ほかにボーナス20万円が年2回あり、これも手渡しで。

4|家へ入金
毎月3万円を現金で母に渡しているが、決めごとはゆるく、8月はいろいろと出費が多かったので未払い。親からも特に催促されないので…。

5|小遣い
給与の封筒から3万円程度を財布に入れておき、減ってきたらまた追加で移動し、月平均5万円、多い月で12万円ほどをお小遣いとしている。

(c)Shutterstock.com

世間に逆行してアナログ主義。封筒の現金が私の貯金です

L子さんが働く小さな建築会社では、毎月25日に給料を社員に手渡ししている。創業以来40年続いている風習だ。そして、こんな伝統的で家族的な社風を、L子さんは気に入っている。

「この環境のせいか、自分のお金の管理もアナログです。買い物は現金払いで、もらったレシートは月ごとにクリップで留めて、家の引き出しに入れておく。あとからムダ使いがなかったか見直しますが、家計簿をつけているわけではないので、どんぶり家計です。それでも現金払いのいいところは、ものを買うときにしっかり考えるし、封筒にある残り額が目に見えること。本当はこまめにATMに行って口座に入れるのが安全なのでしょうけれど、面倒で。封筒の中のお金が厚くなったなと感じたら、入金しに行きます」

(c)Shutterstock.com

Lさんが住む大阪郊外の街には個人商店も多く、日常では現金払いのほうが喜ばれる。ほかに最近の出費は、夏休みの東京旅行に5〜6万円(宿泊は友人宅)。また、祖母の家で洗濯機が壊れたので、10万円で新品を買ってあげた。代わりに、8月は家に入れる3万円を保留にしてもらっている。

「わかってるんです。封筒に入れておいても利息はつかないし、メリットも少ないと。本当はFX投資にも関心があるし、老後の貯金だってそろそろ考えたい。でもやっぱり、現金があると安心で…」

大阪中心部でのひとり暮らしを考えたこともあるが、母や祖母と離れるのは考えただけで泣きそう。今の会社も好きだし離れたくない。世の中がデジタル化すればするほど、今の暮らしのアナログなよさを実感するL子さんだ。

西山美紀さんが指南! マネーセンスを磨くアドバイス

(c)Shutterstock.com

無理にキャッシュレスにする必要はなし! ただし、貯蓄専用口座はぜひつくって

キャッシュレスが進む世の中だけれど、「ここだけの話、あまりついていけていない…」という人もいるのでは? L子さんのような現金主義、魅力的に映るかもしれません。ただし、災害や盗難などの可能性も考えると多額の現金を自宅におくのは危険。貯蓄専用口座をつくり、お給料を受け取ったら、貯金分をすぐに預けられると安心です。実家暮らしなら手取りの2割〜4割が目安。先に貯金をすれば、「貯金しなきゃ…」と思う必要がなく、「貯金は確保したから、残りは全部使ってOK」と、ストレスフリーに。使える金額の上限があると、優先順位の高いものから買うようになり、無駄な買い物の削減にもつながるんです。

クレジットカードで買うとポイントは貯まるけれど、お金を使う心理的ハードルが下がって出費が増えるデメリットもあると心配なさるかもしれません。ですが、クレジットカードとアプリを連携させると自動的に家計簿がつけられるサービス(マネーフォワードやZaimなど)を使うと便利なので、検討してみては? レシートを見返す習慣も、実家に3万円入れているのも素晴しい! これまで数百人取材をして、実家暮らしで家にお金を入れる人は堅実でお金が貯まり、幸せを感じやすいように思います。

(c)Shutterstock.com

FXはリスクが非常に高いので「つみたてNISA」がおすすめ。投資信託の積み立てが月100円や1000円からできるので、投資の第一歩として踏み出してみては? 老後資金にもいいですよ。

家族の存在も、きっとL子さんの原動力ですよね。これからもずっと仲よくお過ごしください。

Oggi2018年12月号「お金に困らない女になる!」より
文/南 ゆかり、西山美紀 デザイン/マミアナグラフィックス 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Shutterstock.com

西山美紀(にしやま・みき)

コラムニスト・ファイナンシャルプランナ Profileー。All About貯蓄ガイド担当。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎リンケージ)。「日々を楽しみ、無理なくお金も幸せも貯まるコツをお伝えします」

南 ゆかり(みなみ・ゆかり)

フリーエディター・ライター。このコーナー連載15年目(!)にして、お金指南が加わり大幅パワーアップ! 自分の通帳を公開したいという方は、こちらのメールアドレスへご応募ください。年齢・お仕事・お金のこだわりと悩みも書いてくださいね。oggi@shogakukan.co.jp

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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