別れなきゃ! 別れられない不倫の末路
一度ハマるとなかなか抜け出せない不倫は、決してあなたに関係のない話ではありません。いけないとわかっていながら別れられない。そんな独身女性に一体不倫は何を残してくれるのでしょうか?
◆“別れない”が大前提
もちろんこれは、あなたとの関係ではなく、既婚男性側が別れないということ!
「夫婦関係はもう冷え切っている」「何年もセックスレスでね」など彼の言葉を信じ、心の優しいあなたはきっと「私が彼を支えてあげなくちゃ!」という考えになっていることでしょう。でもね、その向こう側にあなたが報われる未来はないと思って。子どもはまだいないし、ひょっとしたらと期待するのもやめて。だってね、この夫婦が別れる事に悲しむ人が大勢いるんですから。あなたに良心があるのなら身を引くのが彼の為ではありませんか?
◆偽装の包容力
特に年上既婚男性が相手なら、きっとその優しく頼りがいのある姿に心打たれるでしょう。女性の扱いに慣れ、大人の遊びを教えてくれる事は、あなたにとっても初めての体験で浮かれる気持ちもわかります。でもこれって一生は続かないの。この包容力が無くなったときの絶望たるや…。
それに知ってた? 不倫相手のあなたは包容対象でいうと、永久に二番手以下ってことを。真実の一番手にはずっとなれないのよ。早い段階で自立をし、ときには頼られる女性になりましょう。
◆怒り憎しみ
不倫を始めようと思ってなくても、ただの遊びはいつか本気になる。思い通りにならない苛立ちは、いずれも彼が結婚しているから起きること。会いたい日に会えない、人目が気になる、そしてデートの帰り際にこう思うはず。「この人と一生同じ家に帰れない」って。
そうして些細な事が積み重なるにつれて、彼に感情をぶつけてしまったり、彼の気持ちをちゃんとケアしてあげない奥さんが悪いのでは? という間違った考えになりかねません。
なにより最悪なのは、不倫関係がバレたとき。交際期間にもよりますが、不貞の事実が立証されれば、あなたを擁護する人はいないでしょう。なぜなら一番信用している彼でさえ、妻のあなたへの訴えを押さえる権利もなく、ただただ要求される慰謝料を払わなければならないのですから。寂しいでしょ。
もっとも、強くたくましい妻には勝てません。もし彼に子供がいるのなら、愛する我が子を産んでくれた奥さんと簡単には離れないはずです。これ裏切られたって思う? それまで一緒になって彼の家族を裏切っていたのにね。
それでも関係を続ける? そんなあなたに、江戸時代に活躍した武士で幕臣の高橋泥舟(たかはし でいしゅう)はこんな名言を残しています。
“欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつれて 道を失う”
さまざまな解釈が出来ますが、まさに欲と感情にはしる不倫は、法にも触れるぞ! と警告していると私は解釈しています。どうぞあなたの人生が狂いませんように。
そんな私も2年間不倫に苦しんだ一人。この期間は彼の家庭に申し訳ないと振り返る2年です。最後は2人いっしょに嗚咽しながら泣いたのをよく覚えています。お別れのときはそれほど苦しかった。二重生活を提案したり、Googleマップで彼の家を調べたり。“好き”の感情から苛立ち、怒りに。でも最後に残るのはね、虚しさ。
だけど、もう彼がいなくても大丈夫。おかげで出会いも広がりましたしね!
取り戻しましょう、すがすがしいこんな日常を♪
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪