「退職日が急すぎる」「引継ぎが適当」など退職時に困ったエピソードも…
◆退職理由を伝えるタイミングは「退職を決意したとき」
まず、退職経験者に「退職理由を伝えたタイミング」を聞いてみると、35%が「退職を決意したとき」と回答。年齢別にみると、若い年代ほど退職を決意したタイミングで伝える傾向があります。
Q.退職経験のある方に伺います。退職理由を伝えたタイミングを教えてください。
また、最初の報告先は「上司」(65%)、退職までにかかった期間は「1ヶ月~2ヶ月以内」(41%)がそれぞれトップでした。
Q.退職経験のある方に伺います。退職を決めた時、最初に報告したのは会社のどなたでしたか。
Q.退職経験のある方に伺います。退職意向を伝えてから退職するまでの期間を教えてください。
◆退職のきっかけは?
次に、「退職を考え始めたきっかけ」を質問したところ、トップ3は「やりがい・達成感を感じない」(41%)、「給与が低かった」(41%)、「企業の将来性に疑問を感じた」(36%)という結果に。この3つが退職を考える要因となるようです。
Q.退職を考えたことがある方にお聞きします。退職を考え始めたきっかけを教えてください。(年代別・複数回答可)
◆退職時に困った社員のエピソード
最後に、「退職時に困った社員のエピソード」を尋ねると、「退職日が急すぎる」(53%)、「引継ぎが適当(引継ぎ期間・内容など)」(42%)、「退職を伝えるタイミングがよくない」(28%)という順に多く挙がりました。
Q.周囲の社員が退職する際、「この進め方は良くない」「困った」と感じたことがある方に伺います。どのような出来事で感じましたか。(複数回答可)
それぞれのエピソードは以下の通り。
【退職日が急すぎる】
・「突然前触れも無く、いなくなられると正直困惑するし、迷惑だな… と思っていました」
・「販売職なのですが、セール直前に店長から退職すると言われ、どうやってお店を回したら良いか分からなくなりました」
【引継ぎが適当(引継ぎ期間・内容など)】
・「引継ぎ期間が短かったので、残された人達で仕事をまわすのが大変でした。最低限でも良いので、マニュアルを作ってから辞めてほしかったです」
・「引継ぎの情報が少なく、社内で使っているIT機器の引継ぎや解約、諸連絡先が分からず、かなり手間取りました」
【退職を伝えるタイミングがよくない】
・「新しい仕事を任された直後に退職意向届が来ました」
・「上司や人事ではなく、同僚や部下に退職意向を伝えており、それが上司の耳に入ってしまいました。退職を伝える順番は大事」
退職を決めたら、早めに周囲に伝えて、引継ぎマニュアル等を作成しておくことが大切! それが円満退職に繋がるはず。
【調査概要】
調査主体:エン・ジャパン株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2019年7月29日~8月27日
調査対象:「エン転職」を利用するユーザー
有効回答数:10,074人
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