9割が老後が不安…。老後資金や保険、介護に関する調査
■9割近くが老後の暮らしは「不安」「とても不安」
老後の暮らしと聞いて感じるのは、「不安」が53%、「とても不安」が36%と、合わせて89%もの人が不安を抱いていました。不安要素を聞くと、「貯蓄(17%)」が1位、「年金(16%)」が2位に。
豊かな老後を送るために最も必要なものを聞くと、「お金(56%)」が半数以上を占め、やはり資金の問題が大きいことが窺えます。また、「健康(29%)」も挙がりました。
しかし、老後の健康のために取り組んでいることについて聞いてみると、「特になし(20%)」がトップ。あとに続いたのは「バランスの良い食事(19%)」「充分な睡眠を確保する(15%)」「ウォーキングなど軽い運動(14%)」。
何もしていない人もいる一方、老後の健康のために行動している人もいました。
■思い描く老後は、平凡な暮らし…!?
「自身の老後はどのような生活になると思いますか?」の質問では、「平凡な暮らし(36%)」が1位。2位は「貧困」「いまと変わらない」が16%で並びました。
一方で、老後の楽しみには「旅行(26%)」「趣味(22%)」が挙がり、「グルメ(15%)」「孫の世話(13%)」も。
老後に住みたい場所は「故郷」が45%で1位。2位には「地方(21%)」が入るも、僅差で「都会(17%)」が続きました。
■「老後2000万円報告書」に対して「貯蓄できる」は3%
老後の貯蓄について、さらに踏み込んで調査。
金融庁の金融審議会が公表した「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦は、年金だけだと毎月約5万円の赤字で、死ぬまでに1300万円~2000万円が不足する」という報告書。
それについてどのように思うか質問したところ、「貯蓄は難しい」が55%、「貯蓄できない」が27%。一方で「貯蓄できる」はわずか3%という結果に。
■個人年金保険は6割が未加入。その他保険は医療保険が1位
国民年金が揺らぐなか、「個人年金保険」加入の有無については「加入していない」が60%で浸透率はまだ低そうです。加入者のなかでは「終身年金に加入している」が13%で最多でした。
その他の保険について聞いてみると、「医療保険」が35%で1位。「死亡保険(16%)」「がん保険(15%)」もまずまずの加入率でした。
多くの人が、目の前の仕事や生活に追われる毎日。そのなかでも、老後の貯蓄や健康のためにいま何ができるかを考えていきたいですね!
【調査概要:老後問題編】
・調査:ミュゼマーケティング調べ
・調査日:2019年7月18日~2019年7月24日
・調査方法:インターネット調査
・調査人数:864名
・調査対象:全国20~34歳の女性
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