無印良品〝4コマメモ〟の使い道
文具好きエディター・川原が実際に愛用する文具をご紹介する気まぐれ連載。初回の前回は、カンミ堂から発売中の「タテトコ」のお気に入りポイントについて力説しました♪
今回ピックアップするのは、無印良品から発売中の「短冊型メモ 4コマ」。その魅力や使い道などについてご紹介します。
▲無印良品「短冊型メモ 4コマ」40枚入り・約縦185×横82mm/162円(税込み)
最初は「漫画家以外使うの!?」と思っていた……
無印良品は、老若男女問わず使える汎用性の高い商品を取り扱うブランド。そんな概念をはじめて崩されたのが、このアイテム。
4コマ=漫画という固定概念から漫家志望の方や漫画家として働いている方専用のアイテムだと勝手に判断し、なんてニッチな商品なんだ……! と思っていました。
そんなある日の編集作業中、記事の構成(章立て)を考えるためラフを描いているときに気付いたんです。四角形の枠組みを縦に並べて描いていると。
そこで無印良品のこのアイテムのことを思い出し、実際に活用してみることに。
ちなみに四角形のサイズは、縦3.8cm×横5.7cmとやや小さめ。だから私は、極細芯(0.38mm)の消えるボールペンで書き込んでいます。
■使い道1:記事の構成検討に
記事の構成を考える際、1コマごとに1章分の内容をざっくり書いています。
タイトルや織り込みたい内容のキーワード、簡単なイラストなどを入れれば、記事全体のイメージが掴みやすいのです。
この四角形って自分で描けば済むものなのですが、量産するのは意外と面倒。
このアイテムは、1冊40枚入りで162円(税込み)とコスパもいいので、構成が複雑な記事を書く際は躊躇せずにガンガン使っています!
■使い道2:資料のストーリーづくりに
これだけでは、漫画家と編集者専用のものになってしまいますが、ほかにもさまざまなシーンで使えるんです!
たとえば、パワーポイントの資料作りをするとき。前職では仕事柄プレゼン用の資料をよく作っていたのですが、資料作りも終盤に差し掛かると、細部までこだわりたくなってきてストーリーが疎かになってしまうことも……汗。
そして時間をかけて作り込んだ資料に対して、上司からダメ出しをされたり梯子を外されたりするときの絶望感っていったら……。
だからこそ、まずはきちんと資料のストーリーを固めることが大切。このアイテムは、そんなときに役立ちます!
パワーポイントと同じ建て付けなので、パワポ1枚=1コマとして、枠内に大まかな内容を書いていきます。
必要なデータやグラフなどの情報もメモしておきましょう♪ できあがった手帳やノートに貼り付ければ、いつでも確認できます!
■使い道3:献立表や買い物リストに
仕事だけでなく、プライベートでも活躍するこのアイテム。たとえば、献立の計画を立てたり振り返ったりするときにも役立ちます。
1コマごとに夕食のメニューや買うものを書き込み手帳や冷蔵庫など目につきやすい場所に貼っておけば、献立や買い物がスムーズに。前後の日に何を食べたのかもわかるので、栄養のバランスも考えやすくなります!
枠外の空いているスペースには、家族のスケジュールを書き込んでもいいかと♡
■使い道4:家事分担の見える化に
縦にして使う方法についてご紹介してきましたが、横にすることで何かを並べて書いたり比較したりするときに重宝するんです。
たとえば、家事の分担を見える化したいとき。
枠外のスペースにメンバーの名前を書き、枠内に家事の名称を書いたふせんを貼ります。完成したメモは、マスキングテープや両面テープを使って冷蔵庫などにペタッ!
そうすれば、その日1日誰が何の家事を担当するのか一目でわかりますよね。
ホワイトボードなどを使う方法もありますが、できるだけモノを増やしたくないという方にオススメの方法。
今回は、分担をすぐに変えられるようにふせんを使いましたが、1週間や1ヶ月おきに分担を変えるのであれば、直接書き込んでもいいかもしれません!
また、各々の家族への伝言を書いておくなど、コミュニケーションツールとしても活用できそう♪ ただし、4人まで限定です(笑)
今回ご紹介した例も参考に、みなさんなりのとっておきの使い方を見つけてみてくださいね♡
文/川原莉奈