消費増税直前! 増税前の買い物意識調査
■1:軽減税率制度の「内容まで理解している」人は約4割
軽減税率制度の認知状況について調査したところ、増税直前のこの時期でも「内容まで理解している」と答えた人は約4割。まだまだ十分に浸透していない状況であることが窺えます。
また、軽減税率制度を肯定的に捉えている人は16.3%。否定的な人は30.5%、わからないと答えた人は53.2%という結果に。
コメントをみると「贅沢品が増税される分には仕方がない」「家計の大部分を占める食費に適用されるのはありがたい」と理解を示す人もいる一方、「内容がわかりにくい、複雑」「把握できてない」「理解できるまで時間がかかりそう」と、不安の声を挙げる人も多数。
■2:増税前にまとめ買いを予定している人は約4割
増税を意識して事前に何かを購入/まとめ買いを予定している人は42.0%と、調査した生活者の2.4人に1人が、事前購入/まとめ買いを予定しているという結果に。
■3:増税前にまとめ買いをしておくもの1位は、洗濯用洗剤
では、増税前に購入/まとめ買いをしようとしているものは何でしょうか!?
調査の結果、1位:洗濯用洗剤、2位:トイレタリー・バス用品と、大物よりも使用頻度の高い日用品が多く票を集めました。増税後の影響が大きい白物家電は3位にランクイン。いまが買い替え時と捉える生活者も少なくないようです。
※選択肢:一軒家・マンション/車/白物家電/黒物家電/トイレタリー・バス用品/生理用品/乳児用・介護用オムツ/ヘアケア・スタイリング剤/洗濯用洗剤/化粧品/お酒・ビール/医薬品・医薬部外品/ペットフード/保存食品・冷凍食品/調味料/飲料(水ほか)/その他
■4:まとめ買いの基準は「定番商品」
まとめ買いをする際に商品を選ぶポイントは、「いつも購入している我が家の定番商品であること」が1位。「増税の影響が大きい、高額な商品」、「軽減税率対象外の商品」が続きました。普段から購入している必ず使用するものを購入する人が多いようです。
※選択肢:いつも購入している我が家の定番商品であること/定番商品じゃなくても、クーポンやセール対象商品であること/自宅で保管することを考慮しかさばらないパッケージの商品であること/増税前にせっかくなので、お試しも兼ねて新商品であること/増税の影響が大きい高額な商品であること/軽減税率対象外の商品であること/その他
■5:「軽減税率にしてほしい」は日用品や医薬品など
さらに、「軽減税率にしてほしい」についても調査。
上位5つに挙がる商品は、日用品や医薬品と年代によって大きな差はなかったものの、生理用品や乳児用/介護用オムツといった、年代によって購入機会の異なる商品については、希望順位に差が出る結果に。
※選択肢:料理酒・みりん※アルコール度数1度以上/テッシュ・トイレットペーパー/シャンプー・リンス/石鹸/洗濯用洗剤/乳児用・介護用オムツ/生理用品/医薬品・医薬部外品/ペットフード/この中にはない
消費税増税までいよいよあと1ヶ月余り。事前に買うべきものはないかチェックしておきましょう!
【調査概要】
調査/株式会社ロコガイド
調査期間:2019年8月6日(火)~8月18日(日)
調査対象:トクバイを利用している全国の20〜70代の生活者
調査数:回答数833件(男性/195名 女性/636名 その他/2名)
調査方法:インターネット調査(トクバイアプリを通じて、ユーザーがアンケート専用ページから回答を入力)
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