寝室環境を整えることが大切! 5つの対策を実践して快適な睡眠を♡
気温が徐々に高くなり、寝苦しい日も続くように…。今後もますます寝苦しい日が増えそうで心配ですよね。そんな寝苦しさを防ぐために、5つの対策をしましょう。
◆1.室内の温度は28℃以下、湿度は50~60%程度が理想的
夏は温度だけでなく、湿度も調整することで、快適な寝室環境が保たれます。帰宅後はまず窓や扉を開けて室内の換気をし、暖まった空気を外に出すことが大切。エアコンや除湿機などを活用し、温度と湿度を調整しましょう。扇風機を併用する場合は、風を壁に当てると涼しい風が部屋全体に行き渡ります。
◆2.冷房は一晩中つけたままで心地良い温度をキープ
寝苦しさによる中途覚醒で眠りが浅くなるのを防ぐため、冷房は一晩中つけておくことがおすすめ。ただし、風が体に直接あたらないように風向きの調整が必要。寝室の温度は28度以下で、自分が心地よい温度を保ちましょう。
◆3.暑い日こそ掛けふとんを使う
一晩中つけておいた冷房の設定温度が低すぎると、冷えや翌朝にだるさを感じることがあります。また、睡眠中の体温は早朝にかけて自然に下がっていくため、暑いからといって何も掛けないと体が冷えてしまう可能性も。保湿のために掛け寝具を使いましょう。
【寝床内環境(ふとんの中の温度と湿度)】
快適な睡眠を得るための最も大切な条件のひとつが、寝具によって体の周囲につくられる寝床内環境。理想的な寝床内の環境は、温度33±1℃、湿度50±5%RHです。この環境を整えるため、季節や気温に応じて、ふとんの種類や素材を変えることがおすすめ。
【冷房の設定温度と掛け寝具の組み合わせ】
心地よいと感じる設定温度と掛け寝具の最適な組み合わせで、朝まで快適な環境を保ちます。
・設定温度低め:綿毛布や麻掛けふとん、ダウンケットがおすすめ
・設定温度高め:タオルケットがおすすめ
・汗っかきの人:吸水性、吸放湿性に優れた綿や麻などの天然素材の掛け寝具がおすすめ
▲西川プレミアム タオルケット(シングルサイズ)15,000円
◆4.こもりやすい熱気と湿気を解消
こもりやすい熱気や発汗による湿度を解消するため、通気性(換気効果)、吸透湿性の高い寝具がおすすめ。特に、熱や湿気がこもりやすいのは背中の部分。通気性に優れた敷きパッドなどを使用することで寝苦しさが和らぎます。
▲FIT LABO 本麻敷きパッド(シングルサイズ) 20,000円
◆5.寝つきをよくするシャワーの使い方
眠る前に体温を上げておくことで放熱が進み、寝つきが良くなります。少しぬるめのお風呂にゆっくり入ることがおすすめですが、夏場はシャワーだけの方が良い人も多いはず。寝つきをよくするシャワーのコツは、シャワーを首の後ろ・手首・足首に重点的に1~2分程当てること。
この3つの部分は血管が集中しているため、温めることで効率よく体温を上げることが可能。シャワーで上げた体温は就寝までに自然と下がっていくため、これだけでも十分寝つきをよくすることが期待できます。
働く女性にとって、「寝不足」は防ぎたいもの。毎日快適に眠ることができるよう、5つの対策をぜひ実践してみて♡
TOP画/(c)Shutterstock.com
※価格は税抜き表示
教えてくれたのは… スリープマスター 杉原桃菜さん
眠りのスペシャリスト「スリープマスター」は、西川・日本睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行い、テレビ・ラジオ・雑誌など多方面のメディアで幅広く活躍しています。