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2019.07.25

「重症妊娠悪阻」「甲状腺機能亢進症」と仕事に涙した日々…アラサーOLが振り返り

エチケット袋と共に通勤を頑張っていましたが、ついに在宅勤務となってしまった私。更に重症妊娠悪阻と診断されて…! 都内営業職の堂免麻未が、働く女性の妊娠のリアルを発信します。

Oggi.jp's 堂免麻未

妊娠しながら働く

こんにちは、Oggi.jp’sの堂免麻未です。2018年12月に入籍と結婚式を済ませた私。今年の2月、妊娠が判明。現在は妊娠8ヶ月となり、妊婦生活もついに後期に突入しました。前回は妊娠8週までのお話をしましたが、今回は9週から12週までについて。

◆妊娠9週目

つわり
(c)Shutterstock.com

つわりは更に悪化。ついにベッドから動くこともままならず、通勤ができなくなりました。しかしこの時、私が一人で担当していた長期案件が2つ。上司に情報共有は都度していましたが、さすがに仕事を休むわけにもいかず…。会社の配慮もあり、在宅勤務を開始することになりました。とはいえ、仕事はオフィスにあるデスクトップのPCでおこなっていたため、データが全く手元にない! 会社にデータの持ち出しの了解をもらい、上司に頼んでUSBに移したデータを自宅に郵送してもらうという、異例の対応を取ることになりました。

こんな感じで、全く想定していなかった在宅勤務が始まります。この時の私は、嘔吐する日が増え、水も思うように飲めませんでした。カロリーメイトでエネルギーを摂取し、ひたすらりんごジュースを飲む、そんな生活が続きます。汚い話ですが、毎日お風呂に入ることもできなくなりました。

◆妊娠10週目

診察
(c)Shutterstock.com

恐ろしいことに、更に状況は悪化します。ついに水分を取るだけで嘔吐。脱水症状からか、右手の震えが止まらない! 喋るのも辛くなり、さすがに危険を感じたため病院に泣きながら電話! その日は夕方だったため、翌朝一番で来院するようにと指示をいただきました。

医師の診断は「重症妊娠悪阻」。何ですかそれって感じでしたが、簡単に言うとつわりのめちゃくちゃ重いやつです。この日から4日間通院で、毎日1.5リットルの点滴を6時間かけておこなうことに。徒歩10分の病院にも歩いていくことができず、毎日タクシー通院。こんな状況でも仕事は待ってくれる訳もなく。ベッドの上で左手に点滴の針を刺しながら右手でメールを打つという、荒技を繰り広げていました。

◆妊娠11週目

点滴の甲斐あってか、最悪の状況は抜け出せた私。なぜかサラダ巻きや納豆巻きなら食べられるようになり、ひたすら主人に巻き寿司を買ってきてもらっていました。このころの飲み物はオレンジジュースにどハマり。それ以外は気持ち悪くて飲めませんでした。

巻き寿司ブームは前半で去ってしまい、その後はひたすら食パンにチーズをのせて焼いたものを食べる日々。食べきれなかった巻き寿司は主人に食べてもらいました。

◆妊娠12週目

パソコンとにらめっこ
(c)Shutterstock.com

今度はなぜか生ハムを欲するように。本当は妊婦が生ハムを食べることは良くないのですが、それしか食べられなかったので仕方なく食べてました。

この頃、点滴通いをしていた時に、頻脈を指摘されて血液検査をした結果が出たのですが、「甲状腺機能亢進症」と診断されます。妊娠に伴う疾患で、珍しいものでは無いそうなのですが、甲状腺機能亢進症の人はつわりが重症化するという特徴もあるそう。まさに私。甲状腺機能亢進症は妊娠20週頃に収まる症状なので、もし診断されても心配しすぎることはないようです。

ちょっとずつ回復してきた12週目。後半になると卵雑炊ブームが到来します。朝一で1合分の雑炊を作って、1日かけて食べてました。常に横になっていた11週目までに比べ、座っていられる時間が増えたのもこのころです。

相変わらず在宅勤務は続き、パソコンとにらめっこしながら仕事をする日々。「吐かなくなったし、事務所復帰まであと少し! これ以上、上司に迷惑かけられない…」と気合いを入れたのも束の間、13週でぶりかえしてまた嘔吐することになるのですが。

そんな13週目以降の話はまた次の記事で綴ります。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

Oggi.jp's 堂免麻未

2014年に上京し、日々営業に励む29歳。2018年3月より、Oggi.jpにてブログを執筆する“Oggi.jp’s(オッジ ジェイピーズ)”としての活動を開始。コスメ収集やメイクの研究がいちばんの癒し。妊娠を機に、働く妊婦に役立つアイテムも調査中。Instagramアカウントはこちら:@a.domen119

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