なんで通じへんの!? 愛すべき珠玉の関西弁ワード4
私は、生粋の関西人。自然と発した言葉やのに、東京育ちの夫から「それどういう意味?」と聞かれることがしばしば。聞かれて初めて「え!? これって関西弁やったん?」と驚きます。そこで今回は、愛すべき珠玉の関西弁ワードたちをお届けします♪
1:直しといて
旦那の朝ごはんを用意しながら「そのタオルなおしといて~」と言うと、「…?? それどういう意味?」とキョトンとする夫。あれ、これも方言なの?
そうなんです。関西人は『なおす』を『片付ける』という意味で使います。決して『修理する』の意味ではないのですが、誤解を与えてしまうことも多々。気をつけます(笑)
2:サラピン
「この服、サラピンやねん」と自慢げにいう私。「・・・?」と首をかしげる夫。
『サラ』は漢字で『更』、『まっ更』や『更地』などで使われるように新しいことを意味します。『ピン』は『ピンキリ』の『ピン』で1番という意味。すなわち『初めて使う、新しいもの!』という意味だそう。なんとなく、機械などには使わず、衣類に使うことが多いような気がします。
3:めばちこ
「めばちこできた、今日は顔の調子わるい…」と私がいうと、「・・・?」と無反応な夫。なんで無反応…? え、まさかこれも方言!?
そうみたいです。関西言う『めばちこ』は、『ものもらい』のこと。なんとなく意味がわかっても、その言葉の独特な表現に驚く人もいます。ちなみに、熊本では『おひめさん』と言うそうです。これは私にとっては『めばちこ』よりも難易度高めに感じてしまいます…!
4:しゅっとした
私がテレビを見ながら「あの人、しゅっとしててええ感じやな」と言うと、「しゅっ…?」と謎の効果音を発して戸惑う夫。
関西弁で言う『しゅっとした』は『洗練されている』という意味で使う、かなり上級の褒め言葉なんです。主観的にかっこいいというよりも、客観的に見てイケメンだなあという時に使っています♪
いかがでしたか? 関西外の方は聞き慣れない言葉が多かったでしょうか? 逆に関西人の方は、私と同じように「え! これ関西弁やったん!?」と驚かれたり、「関西弁通じないあるあるや〜」と共感してくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いずれの言葉もウィットが効いていて愛らしい表現だと感じてしまうのは、29年間関西に生きている私の贔屓目ゆえのことなのでしょうか。エセ関西弁が嫌い、と言う関西人の方もいらっしゃいますが、私は東京育ちの旦那が関西弁を使っているのを聞くと嬉しくて仕方がないタイプです…♡
関西外の皆さんもぜひ「今日の服、サラピンなの!」と関西弁を使ってみて♪
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mika
平成元年生まれ、神戸・大阪・京都にてゆったりぬるま湯育ちの関西人。百貨店にて婦人服販売やマーケティング部門にて勤務のち、令和元年夏より夫の転勤に合わせてカナダへ。初の海外生活に奮闘中! 好きなものは読書、ライブ鑑賞、ネイルケア。