こんにちは! 今回のテーマは、【愛犬と一緒に赴任する一連の流れ】についてお届けします。それは、私達夫婦が赴任するにあたっていちばん気を揉んだことでした。
我が家には、ミニチュアシュナウザー2歳のモアナ(メス)がいます。
※ちなみに全然ミニじゃないです。
昨年4月から赴任した主人に遅れて、9月に赴任することとなっていた私とモアナ。
赴任が決まってまず第一にしなければならないことは、赴任先の国が、【ペットの受け入れを許可しているか調べること】です。国によっては、入国条件が提示されているところもあります。最低3か月前から調べておく必要があります。
犬って国際線の飛行機に乗れるの?
乗れます。ただ、国際線の場合は機内には基本入れません。悲しいことに、【貨物扱い】となり、空調設備の整った真っ暗な【ペット用貨物室】に数時間も乗ることとなります。
例外もあります。
ペットフレンドリーな国の系列エアライン(例えば欧米系のエアライン)は、足元におけるケージの大きさ以内であれば、搭乗クラスによって機内持ち込みが可能です。
ただワンちゃんの犬種によっては、6〜9月の暑い時期は熱中症などの危険もあるため、搭乗そのものが禁止されていますので、その点もチェックポイントです。
ちなみに我が家は、安心の設備と有事の際に日本語が使えるようにと、貨物扱いに涙を飲み、日系エアラインを選択しました。
犬の渡航にあたって何が必要?
行きはヨイヨイ、帰りはコワイ。犬の渡航については、行きの手続きは比較的簡単でした。ただ、帰任時の手続きは大変と諸先輩たちからよく聞きます。。今回は、アメリカへの赴任を前提に書かせていただきます。
■出国〜2ヶ月前
1. 動物検疫所に事前連絡をする
これは必須ではありませんが、出国当日スムーズに進めるためにも、事前に必要書類の点数確認と、ドラフトチェックをしてもらうことをオススメします。
■出国〜1ヶ月前
2. 狂犬病ワクチン証明書の取得
アメリカ入国30日以前に狂犬病のワクチンを打ったという証明書が必要。つまりは、赴任日が決まり次第、1ヶ月前までに狂犬病ワクチンを打つ必要があります。尚、証明書には、かかりつけの獣医のサインが必要です。
3.マイクロチップの有無
ペットショップからワンちゃんを迎え入れた方は、大抵すでに有るものと思いますが、マイクロチップナンバーなど事前確認が必要です。
4. 赴任グッズの購入
搭乗規定内のケージや、ボトルごとケージ内に装着できる給水器が必要となります。我が家では、モアナを直前数日間はケージに入れ、事前に慣れるようにしました。
■出国〜7日前
5. 動物検疫所へ申請書の提出
出国の7日前までに、動物検疫申請書の提出がマストです。メール添付で構わないと思います。
申請書の内容////
・申請者の氏名、住所
・マイクロチップ装着証明書
・狂犬病 予防接種済証
・接種ワクチンの種類、製造日
・犬/猫の名前、生年月日、品種 等
・赴任日、帰任予定日
尚、検疫所HPには、採血および狂犬病の抗体値検査結果証明書 も必要と書かれていましたが、アメリカ入国時は不要でした。
■出国当日
6. 空港の動物検疫所で手続き
出国当日、搭乗開始時間の3時間前に到着。オリジナル書類をすべて持って行き、検疫所で獣医による簡単な検査と、出国申請手続きを行います。(英文の申請書はここで作ってもらえます)検査と手続きで合計30分程度でした。
7. チェックイン
空港の近くにはおトイレが出来るような場所が無く、あまり早く着きすぎてもワンちゃんが可哀想かもしれませんのでご注意を。チェックイン前に軽くご飯を食べさせ、いざカウンターへ。
ケージごと緑のネットに入り、テープでぐるんぐるんになります。初めてのことに、不安でいっぱいで激吠えのモアナ。ごめんね…。預けトランクと共にベルトコンベアへ。とは、流石にならずに、スタッフの方が台車で大事に運んでくださります。我々とはここでお別れ。アディオス、モアナ!
■アメリカ入国時
8. 入国審査
着陸後、YOSHIDA札を持ったお兄さんが立ってました。人間の入国審査後、トランクのピックアップが終わったら犬の入国審査をするとのこと。出国時に発行してもらった英文申請書を提出し、10分程度で終了。ちなみにまだモアナはこの場にいません。
すべてを終え、外に出たところで、モアナに11時間ぶりのご対面。
最初は不安そうで震えていましたが、案外あっさり。
以上が、ペット(犬)がアメリカは渡航するまでの流れとなります。
帰国時の流れに関しては、わたし自身まだ完璧に理解しているわけではないためブログ記載はしませんが、【狂犬病のワクチンを切らさず打ち続ける】ことだけは絶対に忘れないでほしいと、検疫所の方にアドバイスを頂きました。帰国条件として、ワクチンを複数回打つ必要があり、一度でもワクチンが切れてしまうと、0カウントから再スタートになるからだそう。
国境を越えると、人間だけでは無く、大事なペットにも大きな負担がかかります。現地での少しでも不安を軽減させるべく、渡航前の入念な下調べは本当に必要だと改めて感じました。
吉田なぎ沙 Oggi Beauty Icon
2014年からOggi Beauty Icon(Oggi専属美容読者モデル)として活躍。