DIYとは「Do It Youeself」の略。
そして2×4（ツーバイフォー）に代表される規格材は家具づくりの基本です。家で手軽にDIYするなら規格材を活用しましょう。
知っておくと、ホームセンターに木材を買いに行く時もスムーズなので、ぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
・【DIYとは】木材家具なら規格材
・【DIYとは】2×4の主な材質
・【DIYとは】ホームセンターで2×4の買い方
【DIYとは】木材家具なら規格材
2×4（ツーバイフォー）材とは、規格の統一された木材のこと
元々は、2×4住宅に使用する建材として使われていました。今ではホームセンターでも売られ、全国どこでも同じ大きさの木材が手に入ります。また、安価で加工がしやすいため、DIY初心者から熟練者まで幅広く愛用されているんです。
名前の由来は、木口の厚さが2インチ、幅が4インチであることから命名されていますが、木材を乾燥させる段階でサイズが変化。実寸では厚さが1.5インチ（38mm）、幅が3.5インチ（89mm）程度と言われています。
2×4の他にも、厚みが半分（19mm）の1×4（ワンバイフォー）、それよりも幅が大きい1×6（ワンバイシックス）、1×8（ワンバイエイト）などもあります。壁に取り付ける棚板には1×8が便利ですよ！ また、2×4の幅が半分の、2×2（ツーバイツー）は、角材なので、家具の脚などにもよく使用されています。
【DIYとは】2×4（ツーバイフォー）の主な材質
2×4の材質は、SPF（えぞ松、松、もみ）
S=スプルース（えぞ松）
P=パイン（松）
F=ファー（もみ）
それぞれの頭文字でSPF。安価で手に入り、柔らかいため、加工がしやすいのが一番の特徴です。軽くて、強度もある程度あります。
しかし、屋外で使う材料としてSPFは向いていません。耐水性がないのです。もし室外で使用したい場合には、屋外用塗料やニスを塗って、しっかり処理をしましょう。
【DIYとは】ホームセンターでの2×4（ツーバイフォー）の賢い買い方
床から天井までの棚を作るとなれば、日本の住宅の天井高は2.4mくらいになっていることが多いので、8フィート（2.4mちょっとくらいの長さ）以上の2×4材から選ぶと良いです。ホームセンターでは、こんな感じで立てて置いていることが多いです。
また、6フィートくらいの少し短めの2×4材なら、近くに平積みにされています。棚板などに使うときはお見逃しなく！ 木材にもさまざまな表情があります。
木材を選ぶ際のポイント
・反りや欠けがないか、上から下まで表も裏もしつこく確認すること！
・節もチェック！ 使用したいサイズに切るときに、切り目に節がきていると、何かと不便です。
好みの節や、まっすぐで真っ白な2×4材が見つかるとテンションあがりますよ♪ 買う木材が決まったら、売り場付近に大きなカートが置かれているはずなので、カートに積んでレジへ向かいます。
木材カットはプロにお任せ！
お会計のときに「木材カットお願いします」と言えば、必要なサイズを聞かれるので、自分が欲しいサイズを伝えます。すると併設の木材カットコーナーで、店員さんがカットしてくれます。
※店舗によってカットサービスがないところもあります。また、木材の形状によってはカットが難しかったり持ち込み品の加工はお断りの場合もあるので、必ず確認を！
カット完了！ まるで、かまぼこのように綺麗な切り口です！
本来、天井高の長さの2×4材を持って帰るには車がないと持って帰れません。ところがジョイントがあれば短い2×4材を後から繋げることもできるので、天井高の半分ほどの長さにカットしてもらいました♪ これなら手で持って帰ることもできなくはないです。ちょっと重いですけどね。
2×4材を繋げるジョイントの購入はこちら
LABRICO（ラブリコ）2×4ジョイント
近所にホームセンターがない。車がない。自分で持って帰るのは無理！ そんな人におすすめなのがオンラインショップ
指定のサイズにカットしてくれるオンラインショップもあるので、とても便利です。ただ、わかっておいてほしいのは、木材の木目を選べないところ。問い合わせが可能なショップには、しっかり連絡をとると良いですよ！
TOP画像／(c)Shutterstock.com
元堤理奈子
「DIY FACTORY」ショップスタッフ。
神戸芸術工科大学で家具デザイン・製作を学んだのち、DIY FACTORYのオープニングスタッフとして株式会社 大都に就職。大阪店、二子玉川店に勤務し、現在は主にワークショップのコンテンツ開発や、スタッフへのDIY指導を行っている。
エイ出版社「世田谷ライフ」等、雑誌連載も多数担当。6月より環境省広報誌「エコジン」での連載も開始予定。
