Oggi世代の女性と話していると、最近話題にのぼるのが「都市にこだわらない働き方」。生まれ育った地元に戻って働きたい、地方でしかできない仕事をしたい、パートナーの転勤で…きっかけはいろいろですが、都会の刺激とは違う「豊かさ」を感じているのは、取材した女性、皆の共通点でした。今回はライフスタイルへの影響のひとつ、時間の使い方の変化について注目しました!
地方への移住で【時間の使い方】はどう変化した?
通勤時間や働く時間は、都会と地方でどう違う? 時間のサイクルと過ごし方について聞きました。
【1】残業が減って、自分の時間ができた!
田辺知香さん(北海道)の場合・・・
東京では終電近くまで働くことも珍しくなかったけれど、現在の平均退社時刻は19時ごろ。「地元の友達と一緒に、パン教室、茶道などさまざまな体験レッスンに。最近、英会話に落ち着きました」
■アフター5はお稽古巡り♪
■パン教室にも通っています!
高尾モナさん(島根)の場合・・・
前職のITベンチャーでは、24時間稼働するシステムを提供していたので、深夜に呼び出されることもしばしば。「今は残業も少なく、帰宅後は自宅でお茶を飲んだりしてのんびり過ごしています」
■火鉢のテーブルがお気に入り
■実家でペットと過ごす時間も癒し♡
【2】車&徒歩通勤になって、飲みに行く機会が減った!
内藤伶奈さん(岡山)の場合・・・
「東京では新橋、銀座あたりで会社帰りに飲むことが多かったのですが、家が職場の近くになったのでまっすぐ帰るように。今は自宅でおいしいお酒と料理を用意して飲むのが楽しみになりました」
■自宅でのんびりお酒と料理を楽しんでます♪
籔内彩希さん(徳島)の場合・・・
「車通勤の人がほとんどなので、平日に『帰りに軽く飲んでく?』という考えが皆無。飲んだら運転代行の手配なども必要になるため、回数は激減しました」
【3】朝が早い漁師町の生活スタイルに合わせ朝活するようになった!
青木佳子さん(和歌山)の場合・・・
「街全体が早めに寝静まってしまうので、東京では深夜にやることが多かった家事も、自然と朝早く起きてやるように。今は近所の方とラジオ体操するのが楽しみ」
■朝の時間を活用しています!
【4】自宅が職場の近くになり、通勤時間が短くなった
窪田美穂さん(東京→新潟→箱根)の場合・・・
「東京では電車で45分ほどかけて通勤していましたが、新潟では職場まで車で15分、現在はホテルの支配人という仕事柄もありますが、徒歩で5分程度。もう満員電車には乗れないかも…(苦笑)」
内藤伶奈さん(岡山)の場合・・・
東京では混雑が激しいことで有名な田園都市線で通勤。「毎朝ひどいラッシュに揺られ通勤していました。今は職場に近い市の中心部にマンションを購入。通勤時間は50分から15分に短縮しました」
青木佳子さん(和歌山)の場合・・・
通勤時間は徒歩3~4分と8人の中で最短。「東京では職場まで電車で片道40分かかっていたので、出勤するだけでぐったり(笑)。余計な体力を使わずに仕事に取り掛かれるので、効率も上がりました」
Oggi3月号「もう『都市』にこだわなくていいのかも!? 地方で働くということ」より
構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部