「生しょうが」よりも「加熱しょうが」の方が温度を持続
ピアス株式会社ヴェーダヴィ事業部が冷えを実感している20~50代の女性12人を対象に、生しょうがと加熱しょうがの摂取による体表面の温度変化に関する実証実験を実施したところ、最初は「生しょうが」も「加熱しょうが」も体表面温度が上昇したものの、「生しょうが」を摂取した人は40分を過ぎたあたりから急激に低下。一方、「加熱しょうが」を摂取した人は40分を過ぎた後も温度が持続しました。
この実証実験によって、「加熱しょうが」は一時的な温まりではなく、温度が持続する保温パワーがあることがわかりました。
【実証実験】
実験目的:加熱しょうがと生しょうがの摂取による体表面の温度変化に関する測定実験
対象者:冷えを実感している20〜50代の女性12人
実験内容:常温の水で割った加熱しょうがエキス(6人)と、生しょうがエキス(6人)100ml摂取後、測定部を冷水負荷し、体表面の温度を60分後まで10分おきにサーモグラフィーで測定
調査実施時期:2019年2月8日(金)
なぜ、加熱しょうがの方が体表面温度を持続させることができるのでしょうか? しょうが博士こと田部昌弘先生に解説してもらいました。
「しょうがにはジンゲロールという辛味成分が含まれていますが、このジンゲロールは加熱、又は乾燥することでショウガオールという成分に変化します。ジンゲロールは末梢血管を拡張して血液をよくする働きがあるので体の深部の熱を体表に運ぶことで手足が温まります。
また、ショウガオールには胃や腸などお腹の壁を刺激し、筋肉を動かす運動作用により体の深部に熱を作る働きがあります。このことから、生しょうがだと熱を運ぶだけなので一時的な温度上昇でしたが、「加熱しょうが」を摂取すると熱を作り出すことで体の中からぽかぽかと温まり、冷えにくいというわけです。
女性の多くは冷えを実感しており、そのタイプもさまざま。体の深部は冷えていなくても、手足などの末端部が冷えきって我慢できないという人も多いのではないでしょうか。
一方、「冷えのぼせ」といわれるのは体の中が冷えてしまっている状態で、低体温といわれる人は体全体が冷えた状態にあるのでより注意が必要です。このような冷えをなくすには体の中から温め、その状態を持続させる加熱しょうががおすすめです」
◆加熱しょうがを効果的に摂取するなら…「ジンジャーペースト」
しょうがを約100℃加熱し、約3時間煮詰めて高濃度にしたペースト状の「ヴェーダヴィ ジンジャーペースト」は、1瓶あたりこぶし大のしょうが約28個分のショウガオールが含まれています。1日小さじ2杯でしょうが約1個分のショウガオールを摂取することが可能。
また、辛味と甘味のバランスを絶妙に調整しているため自分好みにアレンジすることができ、ココアやミルクなどの温かい飲み物やヨーグルト、お味噌汁などにプラスして、毎日飽きずにおいしく、身体の中から温まります。
【ヴェーダヴィ ジンジャーペースト】
価格:3,500円(税抜き)
容量:336g(約28日分)
原材料:しょうが汁、果糖ブドウ糖液糖、はちみつ、オート麦食物繊維、金時しょうが末、寒天、キサンタンガム
購入場所:ヴェーダヴィショップ、オンラインショップ
まだまだ冷える時期…。加熱しょうがを摂取して体を温め、春冷えから卒業しましょう♡
教えてくれたのは… イー・バン・アト研究所 所長 田部昌弘先生
薬学博士。漢方・生薬・薬膳の専門家。大阪大学薬学部卒業後、漢方薬メーカー・製薬会社在職中、北海道薬科大学、京都大学薬学部大学院にてしょうがの研究に従事。しょうがの薬効や食について講演やNHKをはじめ、テレビ、新聞、雑誌など多くのメディアで活躍中。