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BEAUTY

2019.04.05

今すぐ知りたい!【吹き出物】に効く薬を女医に聞いてみた。

症状が軽いうちにしっかり治してしまいたい吹き出物。効く薬や治りにくい原因について詳しく解説します。

吹き出物は、30代以上の女性によく見られる肌トラブルの一つです。

毛穴がポコッと盛り上がってできる吹き出物は、美容上の観点から目立ちやすいだけでなく、悪化すると痛みやかゆみなどの不快な症状を引き起こします。また、クレーターのように肌が窪んだ痕を残すことも少なくありません。

【目次】
【吹き出物】に効く、市販薬って?
【吹き出物とニキビ】の違いは?
【吹き出物】が治らない原因は?

【吹き出物】に効く、市販薬って?

吹き出物は、詰まった毛穴内に炎症が生じることで発症する皮膚トラブル

健康な毛穴は細かいながらもしっかり開いており、そこから汗や皮脂が分泌されます。しかし、毛穴が詰まると毛穴内で産生された汗や皮脂が分泌されずに停滞します。

皮膚には様々な常在菌が生息しており、普段は悪さをすることはありませんが、詰まった毛穴内の密閉された空間では、汗や皮脂のカスを餌にして異常繁殖してしまうことがあります。

その結果、毛穴内で炎症が生じて吹き出物が形成されるのです。

このため、吹き出物の治療には炎症を鎮めたり、皮脂の分泌を抑え、硬くなった毛穴をほぐすような効果のある薬が使用されます。

市販薬でもこれらの効果があるものは数多く販売されており、吹き出物に塗る軟膏やローション、飲み薬、洗顔料など様々なタイプがあります。どのような原因で吹き出物ができているのかによって使用する薬は異なりますので、購入するときは薬剤師などに相談するとよいでしょう。

薬局 薬剤師
(c)Shutterstock.com

【吹き出物とニキビ】の違いは?

吹き出物と似た症状が現れる皮膚トラブルの一つに、ニキビが挙げられます。吹き出物とニキビは症状が非常によく似ているため、見分けが付かないことも多々あります。

医学的には吹き出物とニキビは同一

医学的にはともに「尋常性ざ瘡」と呼ばれています。

ニキビも詰まった毛穴内でアクネ菌が繁殖することが発症原因なので、吹き出物と似ていますよね。しかし、吹き出物とニキビは、発症しやすい年齢や毛穴が詰まる原因が大きく異なるのです。

吹き出物
(c)Shutterstock.com

吹き出物は30代以降の女性に多く見られる皮膚トラブル

毛穴が詰まる原因の多くは、ターンオーバー(皮膚の新陳代)の乱れによって肌の表面が硬くなり、毛穴の出口が狭くなることと考えられています。

また、40歳後半頃からは閉経に向けて女性ホルモンの分泌が減少するため、肌が乾燥しやすくなります。その結果、皮脂の過剰分泌が促され、ただでさえ硬くなって詰まりやすい毛穴がさらに詰まりやすくなって、吹き出物ができやすくなるばかりでなく、悪化してしまうこともあるのです。

ニキビは思春期から20代頃までに多く見られる皮膚トラブル

原因は吹き出物と同じく毛穴の詰まりですが、毛穴の詰まりは皮脂の過剰分泌によるものです。この年代は女性ホルモンが多く分泌されるため、皮脂の分泌も多い時期であり、毛穴詰まりが生じやすくなるのです。

このように、吹き出物とニキビは似た症状が現れますが、できやすい年代・原因が異なるため、それぞれに合った治療を行うことが大切です。原因をしっかり見極めて、自分に合った治療薬を使用しましょう。

【吹き出物】が治らない原因は?

吹き出物は市販薬では治らないこともあります。市販薬には吹き出物を改善するための様々な成分が含まれているにも関わらず、十分な効果が得られない原因は何なのでしょうか?

考えられる原因

炎症の悪化

吹き出物は毛穴内の炎症によって生じます。市販薬でも炎症を鎮める効果のあるものはありますが、有効成分が少なかったり、効果の弱い成分しか含まれていないものも多くあります。

また、吹き出物は毛穴内に細菌感染が生じて悪化すると市販薬が効かなくなることも少なくありません。強い炎症によって赤みを帯びた吹き出物、膿が溜まって黄色くなった吹き出物は細菌を退治するための抗菌薬の塗り薬や飲み薬を使用しないと治らないことがあります。

皮脂の過剰分泌

皮脂は毛穴詰まりの大敵です。皮脂が過剰に分泌された状態が続くと、毛穴の詰まりがいつまでも改善せず、炎症を鎮める薬などを使用しても吹き出物が良くならないことがあります。

吹き出物の治療で最も大切なのは生活習慣の改善です。皮脂の分泌を促すような食生活や寝不足、ストレスなどの好ましくない習慣をできるだけ改善することを心がけましょう。

また、肌の乾燥によって余分な皮脂が分泌されることもありますので、保湿ケアも忘れずに行うことが大切です。

吹き出物
(c)Shutterstock.com

成田亜希子先生

一般内科医。プライベートでは二児の母。
保健所勤務経験もあり、医療行政や母子保健、感染症に詳しい。
国立医療科学院などでの研修も積む。
日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会所属。


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