涙が出ないたまねぎの切り方
和洋中どんな料理をつくる際にも欠かせない食材の一つ、たまねぎ。でも、みじん切りにして使うことも多く、切っている最中に涙が出るのだけは辛いですよね。
なかには、対策として、メガネをかけたり鼻にティッシュを詰めたりしている人もいるのではないでしょうか。でも、メガネは持っていない人もいるし、鼻にティッシュを詰めるのは少し抵抗がある…という人もいますよね。
そこで試していただきたい方法は、【1】冷蔵庫で冷やすこと、そして、【2】切れ味のよい包丁を使うことです。
たまねぎを切るときに涙が出るのは、細胞を壊したときに出る硫化アリルが原因。これは、常温で揮発し、鼻から入ることで涙が出ます。
これを防ぐには、まず硫化アリルを生成する酵素反応を遅らせるため、冷蔵庫などで冷やします。
さらに、できるだけ細胞を壊さないように、切れ味のよい包丁を使うとより効果的。
ぜひ試してみてくださいね!
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