くまもんとスザンヌさんも登場! 熊本県をアピール♡
都市から地方へ移住してまちおこしの活動をする「地域おこし協力隊」の活動を多くの人に知ってもらおうと、総務省は2月24日、東京都渋谷区内で「第5回地域おこし協力隊全国サミット」を開催。
■地域おこし協力隊全国サミットとは?
都市から地方へ移住して地域協力活動に従事する地域おこし協力隊の活動を広くアピールし、現役の隊員、隊員OB、OGや受け入れ自治体との交流を目的として総務省が開いているもので、2019年で5回目の開催。全国から各地域の名産品の販売のほか、活動報告、地域おこし協力隊員の募集相談のブースなども出展されていました。
地域おこし協力隊制度は2009年度から始まり、17年度は4976人が997の自治体で地域おこしに従事し、隊員の6割は任期(1年から3年)が終わった後も同じ地域に暮らしているそう。
総務省の佐々木審議官は「地域をフィールドに活動することでドラマがあるはず。人生を豊かにするきっかけになってくれたらうれしい」と話していました。
■ゆるキャラ界のスーパースター「くまモン」秘話とは?
熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」をデザインしたクリエイティブディレクターの水野学さんによる基調講演も行われました。
水野さんが、聴衆の地域おこし協力隊員の人たちに「ゆるキャラは安易につくらないほうがいいですよ」と口にすると、会場は大爆笑。
「ゆるキャラは育ての親、くまモンの場合は熊本県庁のみなさんがいなければ成功していなかったと思います。その覚悟が必要なんですよ」と、あらゆる地域おこし事業でも、ブランディングデザインの大切さを話されていました。
▲左から、クリエイティブディレクター水野学ぶさん、タレントのスザンヌさん、熊本県PRマスコットキャラクターのくまモン、熊本県東京事務所長の成尾雅貴さん。
■スザンヌさが語る故郷の熊本県への移住体験
2015年から故郷の熊本県に移住しているスザンヌさんは「一度は離れた故郷にまた戻って生活を始めましたが、昔は気づいていなかった熊本の良さがわかりました」とアーバンライフの魅力などを教えてくれました。
その後、各自治体の展示ブースを回って説明を興味深く聞くスザンヌさんの姿も。熊本県の菊池市のブースを訪れると、スタッフとにこやかに写真を撮り、あっという間に人だかりに。
報道陣から故郷に戻った生活について聞かれたスザンヌさんは、
「田舎では、若い人が近くにいるというだけで、おじいちゃんやおばあちゃんは大喜びしてくれます。私は子どもと2人暮らしですが、うちの子どもは地域の人たちに怒られたり、『いってらっしゃい』とあいさつされたりして、地域全体で子育てをしてもらっています。それが地域のいいところです。子育てをしている人は都会より田舎のほうが安心できるはずです」
とUターン生活の素晴らしさを語りました。
Oggi世代のみなさんも、Uターンのみならず、Iターンをして暮らすという生き方に興味をもっている人も多いはず。「地域おこし協力隊」は雇用関係ありきの隊員募集もあるんですよ!
今いる場所ではなく、体ひとつで別の場所で働いてみよう! そんな気持ちに駆られたときは、一度「地域おこし協力隊」のウェブを見てみるのがおすすめです!