冷蔵庫の正しい使い方って?
ほとんどの人が毎日使う、冷蔵庫。でも、使い方について意識したことはありますか?
そこで今回は、冷蔵庫の正しい使い方について、延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパンに教えていただきました!
■1:電子レンジを上に置いても大丈夫?

電子レンジを置くスペースがなく、冷蔵庫の上に置いているという人も多いのではないでしょうか。でもこれって大丈夫…?
定格内容量の小さな冷蔵庫(目安として130Lから160L)は、上面部分がテーブルの役目を果たしている場合があります。取扱説明書や本体貼付ラベルなどの注意事項を確認のうえ指定の耐熱温度と耐荷重を超過しないかぎり、オーブンレンジや電子レンジを置くことが許されている製品は存在します。
しかし、定格内容量の大きな冷蔵庫(目安として250L以上)は、上面部分に物を置くことが許されていない製品が大半。
冷蔵庫の上面部分に電子レンジなどを置く場合は、取扱説明書や本体貼付ラベルなどの注意事項を確認しましょう。
個人的には、上面部分がテーブルの役目を果たしている冷蔵庫であっても物を置く行為はおすすめしません。400Lや500Lの内容積量をもつ冷蔵庫よりも高さは低くても、電子レンジなどが落下すれば一大事です。小さなお子様、床などへの攻撃性を考えておきましょう。
■2:収納ボックスなどを冷蔵庫の中に入れるのは大丈夫?

100円ショップや雑貨屋などで売られているクリアボックスに調味料などをまとめて収納し、そのボックスを冷蔵庫の中にたくさん入れている人もいるのではないでしょうか。
これは、省エネの観点からもおすすめできません。冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫内は冷えにくくなります。このような状況になると、冷蔵庫内の温度を下げるために電子部品はフル稼働となり、より電気を必要とします。
取扱説明書や本体貼付ラベルなどの注意事項を確認のうえ、冷気吹出口をふさがないように食品などを保存しましょう。
どうしても収納ボックスを活用したい場合には、通気性が高いメッシュタイプの収納ボックスをおすすめします。ただし、メッシュタイプの収納ボックスに目一杯詰め込んでしまうと通気性が落ちてしまいます。かならず通気性を確保するようにしましょう。
■3:冷蔵庫の故障原因となる一番の間違った使い方とは?

冷蔵庫のドアを閉めるとき、ついつい足でドンと勢いよく閉めたりしていませんか? ドアを閉めるときは取手の中央部分に手を添えて優しく閉めてあげましょう。
特に製氷室のドアを強く閉めると、冷凍室ケースなどに氷が落下する原因にもなります。愛情をもって接しましょう!
また、自動製氷機が分解できる製品の場合、製氷皿の洗浄にスポンジを使うのはNG! 製氷皿には、容易に氷が剥離できるよう特殊な加工がされています。
スポンジで洗う行為はヤスリ掛けしている行為と同じ。目に見えなくても特殊加工された表面に傷が入ることで氷の剥離ができなくなり故障の原因となります。お手入れの際には、水道水での流水に徹しましょう。
また、衛生面の観点から、冷蔵庫内の取り外せるものをしっかりお手入れしておくことはおすすめです。
しかし、そのお手入れは原則として水道水を使いましょう。水道水以外を使用すると、ぬめりやカビなどを発生させる原因となります。どうしても汚れが落ちにくい場合には台所用の中性洗剤を水道水で希薄させ、やわらかい布なので優しく拭き取ってあげましょう!
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情報提供元/テックマークジャパン
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