静電気を防止して花粉症対策! 花粉シーズンのおすすめコーデ
花粉症対策をするうえで注意したいのが、衣類ケア。
ライオンによると、「衣類に付着して家の中に持ち込まれる花粉」と「1時間の換気で窓から侵入する花粉」のどちらが多いのかをモデル実験。
その結果、ウールセーターやポリエステルフリース1枚など服に付着して持ち込まれる花粉は約10万個であり、1時間の換気で窓から侵入する花粉数より、6倍以上も多い花粉が衣類に付着して家の中に持ち込まれることが判明。
花粉の付着しやすさは、衣類の表面の凹凸の状態によっても変わります。「花粉が付着しにくい衣類」は凹凸が少ない生地のもので、トレンチコート、ジャンパー、トレーナー、チノパンなど。
一方、「花粉が付着しやすい衣類」は毛羽や凹凸がある生地のもので、ウールのコート、セーター、コーデュロイのパンツなどです。

さらに、花粉は、静電気が発生すると付着しやすくなるのだそう。
静電気が発生する仕組みは、次の通り。衣類と衣類がこすれると、一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯びることがあり、これを「帯電」といい、帯電している衣類から静電気が「放電」されることにより「パチパチ」という現象が起こるのです。
衣類はさまざまな種類の素材からできていますが、上の図のように、素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものとがあります。そして、プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなります。
では、実際に静電気が「発生しやすい」コーデ・「発生しにくい」コーデはどういうコーデなのでしょうか?
■静電気が「発生しやすい」コーデ=花粉が付着しやすいコーデ
1.ウールのニット×ポリエステルのコート
▲ウールはプラス、ポリエステルはマイナスに帯電しやすいので静電気が発生しやすい
2.ポリエステルのスカート×ナイロンのタイツ
▲ナイロンはプラス、ポリエステルはマイナスに帯電しやすいので静電気が発生しやすい
■静電気が「発生しにくい」コーデ=花粉が付着しにくいコーデ
1.ウールのマフラー×ウールのニット
▲同じ素材を重ね着しているので静電気が発生しにくい
2.ポリエステルのフリース×綿の長袖Tシャツ
▲綿は帯電しにくい素材なので、異素材同士の組み合わせでも綿を取り入れれば静電気は発生しにくい
静電気が発生しにくい組み合わせを覚えておくことで、快適におしゃれを楽しみましょう!
また、花粉の付着を抑えるために衣類全体に「エレガード」などの静電気防止スプレーを使用するのも効果的。特に静電気が発生しやすいコートの裾やおへそ周り、かばんとこすれる部分などは外出前に忘れずにスプレーをしましょう!
さらに、花粉が付着している手袋やマフラーをおしゃれ着用洗剤(アクロン)でこまめに洗濯するのもおすすめです。
情報提供元/アクロン