旬を迎えた「いちご」。いちご狩りの計画を立てている人もいるのでは?
胃腸にも美容にも! いちごの効能
美味しくてかわいいだけでなく、美容や体に嬉しい機能を持ついちご。薬膳的視点で解説します。
消化不良や食欲不振に
胃の機能を高めて食欲不振や消化不良を助ける「健胃」「消食」の効能があります。
渇きを潤し、余分な熱をとる
いちごは「涼」の性質があり、そのみずみずしさでお肌や喉の渇きを潤します。熱っぽいときや風邪気味の時、なんとなくいちごが食べたくなる気がしませんか?
ちょっと注意したい「いちご狩り」
カロリーも控えめでいくつも食べたくなってしまういちご。いちご狩りとなれば好きなだけお腹いっぱいに食べたい! と思ってしまいますが、注意点が。
いちごには体をやや冷やす効能が
いちごは消化不良など胃腸の不調を改善する作用もありますが、気をつけたいのはその「涼」の性質。今ではクリスマス需要などで出荷としては冬が旬となっているいちごですが、もともと野生では春〜初夏の暖かい季節に育つ植物。だから「暑気あたり」に対する効能があるんです。
冷え性の人はお腹の冷えに注意!
体を冷やす傾向があるいちごは、冷え性の人は食べ過ぎに気をつけましょう。いちご狩りで食べ過ぎ禁止! とは酷なものかもしれませんが、普段からお腹のゆるさが心配という人はご注意を。
いちご狩りは温かいノンカフェインのドリンクを携帯したり、カイロでお腹周りを温めたりと、防寒対策をしっかりしましょう!
大木さと子
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。日本中医学院(旧・国立北京中医薬学大学日本校)卒。よく食べよく飲むOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。