1:「お前とは、介護のために結婚したようなもの」と…
「ひと回り以上年上の夫と結婚をしたので、同世代の友人の中では早い段階で介護問題がおとずれるのかなって自覚しています。ところが最近、夫のモラハラがひどくなってきていて、喧嘩をしたときに『お前とは、親の介護のために結婚したようなもの』って暴言を吐かれました。
仲直りしたときに真意を問いただすと『思わず言ってしまっただけで本心ではない』と謝られましたが、その言葉が頭から離れず、この人の親の介護はしたくない…と思っている自分がいます」(34歳女性/美容)
喧嘩の最中に出た売り言葉に買い言葉だったとしても、こんな言い方をされれば頭に残っても無理はありません。日頃まったく考えていないことは、喧嘩中といえども出てこないだろうと思うだけに「少なからず、そんな打算があって結婚したのかも!?」と疑ってしまいますよね…。
2:「オフクロには恩があるけど、キミとは他人だし」
「うちの夫にはマザコンっぽいところがあり、私を傷つける発言をたまに平気でします。この前は、私の誕生日プレゼントが義母へのプレゼントより桁がふたつ違ったことで口論になったんですが、夫からは『でもさ、オフクロには育ててくれた恩があるけど、キミとはもともと他人だし。だから、オフクロに高いものを買いたくなるのは当然でしょ?』と言われました。
結婚してから黙って夫の世話をしているのがバカバカしくなり、ならば親の介護がはじまっても恩返しとして、全部ひとりでやってよね! という気にさせられました…」(33歳女性/地方公務員)
「親には恩があるけど、妻にはない」と平然と言ってのけるようなモラハラ気味な夫がいると、妻は虚しい気持ちにさせられがち。そんな価値観の夫のために、義親の介護をしたいと思えないのも人情ですよね…。
3:「労力の配分は、2:1にしろよ?」
「この前、夫と親の介護について話し合う機会があったんですが、そこで初めて彼の意外な価値観を知り、ドン引きしました。私はひとりっ子なので、将来的には自分の親の介護もするつもりだし、夫にも独身時代からそういう話をしていたのですが…。
夫から『キミはうちに嫁いだんだから、同時に介護をする必要が出てきたら、うちの親を優先して、自分の親にはその半分の時間を費やす程度にしてね』と他人事のように言われました。
そんなことを平気で言う感覚にドン引きでしたし、今の時代、こんなことを言い切れるなんて、実は男尊女卑タイプだったのか…とショック。正直、私は専門職で彼の稼ぎがなくても生活できるし、子供もいない。お互いの親のことも協力しあえないのかと思うと離婚も頭にチラついています」(34歳女性/医療)
双方の親を同時に介護する必要が出てきた場合、夫婦で協力しあうことは不可欠。それなのに他人事のように「うちの親を優先してね」と言い放つような夫がいれば「この人の親の介護はしたくない…」と感じても不思議ではありません…。
義親と問題があるわけではなくとも、夫の態度や言動ひとつで「この人の親の面倒はみたくない」と思ってしまうのも妻の心理。こんな発言をする夫の根性は、どこかで叩き直したいですよね…!