しめ飾りを一から編んでみました
海外の日本スーパーには、オシャレで気の利いた正月飾りは売っておらず、あってもザ・日本といったハデなものか大きいものばかり・・・
ということで2年目の今年は、色々な本を参考にし、自分で一から編んでみました。
【しめ飾り】の作り方
[1]材料を用意する
1m程度の藁2束、麻ひも、はさみを用意します。
[2]しめ縄(太)を2本作ります
藁を4束に分け、2束を一組にし、それぞれをねじっていく
藁1束を4分割し、4束にする。そのうち2束の先を合わせて結び、それぞれ右にきつくねじる。(必ず右にねじります!)これがしめ縄(太)1本分になるので、余った一組でも同じことをします。
右にねじった2束を、左回りでねじり1本にする
これを「左綯(な)い」といい、諸説あるようですが、昔から左は神聖、右を俗と考えられていたようです。
※1本に綯(な)う時は、左右均等に力が加わる様に引っ張りながら巻き付け合います。
これも同じようにもう一組分つくれば、しめ縄(太)2本が完成!
[3]形をつくっていきます
2本のしめ縄(太)を並べ仮結いし、輪を2つつくる
出来上がった2本のしめ縄を平行に並べ、2本まとめて中央部を仮結いする。写真の通り、左から輪を作る。左の輪は、右の輪の上に重なる様に。
3つ目の輪をつくる
しめ縄の右端を中央の輪の下から上へくぐらせて右に3つ目の輪を作る。固定させるため、しめ縄の両先を中央の輪に編み込む。(下の写真を参照)
編み込んだ状態をさらに固定する
輪をさらに固定させるため、青のマーク部分を麻ひもで結う。
これで、形が完成!
[4]しめ縄の足をつくります
もう一束の藁を使い、先端を包み込む
残っている藁を1束とり20cm程度の長さに切り(両足分なので×2必要)、片足を包み込む。この時、360度均等な量で包み込むように。
包み込んだ状態を固定する
包み込んだら麻ひもで上下2カ所硬く結う。
巻き付けた藁を下に折り曲げ、再び2カ所きつく結う。(下の写真参照)
以上と同じように、違う方の足も包み込み、固定する。これで、足の完成です。
[5]しめ縄(細)をつくります
[4]で余った藁を使い、しめ縄(太)と同じ要領でつくる
余っている藁を少量とり、しめ縄(細)を1本作る。作り方は(太)と同じなので[2]を参照。完成したら、しめ縄(細)を中央部で折り、両端を固結びして輪にする。
[3]で結んだしめ縄(太)の中央部分の仮結いをはさみで切り、しめ縄(細)の輪を、真ん中の輪の上にくぐらせる。
[6]完成!!
シンプルなしめ縄なので、水引や花飾りなど何でも合わせやすく、とても使いやすいものが出来ました。
作業時間は1時間半、材料費はRaffia(藁)$7のみです。とても簡単な自作のしめ飾り。是非まだお家にしめ飾りがない方は、お正月までに試してみて下さい。
吉田 なぎ沙 Oggi Beauty Icon
2014年からOggi Beauty Icon(Oggi専属美容読者モデル)として活躍。