お参り以外も見所満載! 出雲旅の楽しみ方【1日目】
7:25 羽田空港 出発
8:45 出雲縁結び空港 到着
10:00 出雲大社 参拝
11:00 島根県立古代出雲歴史博物館へ
中世の出雲大社は高さが48メートルもあったのです!
出雲大社から徒歩5分、古代出雲や出雲大社の歴史、文化を知ることができる博物館。15階建てのビルに相当する高さがあったと伝えられる古代出雲大社の¹⁄₁₀模型は必見!
●島根県出雲市大社町杵築東99-4
13:00 ランチは出雲そばを
広い日本庭園を眺めながら出雲そばを堪能!
「献上そば 羽根屋 伝承館店」
殻のついたそばの実をそのまま製粉することから、香り高く少し黒っぽいのが出雲そばの特徴。ねぎやもみじおろしなどの薬味をのせ、そばつゆを自分の好みで回しかけながら頂きます。
●島根県出雲市浜町520
「島根ワイナリー」でワインを試飲♪
(写真左)忘れちゃいけないのが、旅の醍醐味お土産! 出雲大社から車で5分の「島根ワイナリー」では、無料で常時9種のワインを試飲し放題! ワインバルもあるので、お酒好きは絶対にチェックすべき。
(写真中)八重垣神社の「縁むすびの糸」は、彼氏あり・なしどちらの女友達にもオススメ。
(写真右)「來間屋」の紅白ハート型の生姜糖はなんと300年前から同じ製法! ほんのり甘くて懐かしい味。
16:00 神門通りを散策、ぜんざいでおやつタイム
出雲は和スイーツ、ぜんざい発祥の地!
「くつろぎ和かふぇ 甘右衛門」
神在祭の時期に、出雲地方で神じん在ざい餠もちという餠を振る舞っていたことから、「じんざい」が訛り「ぜんざい」として京都に伝わったのだとか。古民家風のカフェで休憩を。
●島根県出雲市大社町杵築南839-1 ☎0853・25・8120
18:00 神様をお迎えする聖なる浜、稲佐の浜で夕日を堪能
1日目の最後は神話の舞台で夕日に包まれる「稲佐浜」
出雲大社から西に1キロほど行くと、日本の渚百選にも選ばれた美しい砂浜・稲佐浜(いなさのはま)に到着します。この浜も、『古事記』に登場する神話の舞台であり、美しい夕日が見られることから「日が沈む聖地」として日本遺産にも認定されています。
一般的に旧暦10月のことを「神無月」と言いますが、ここ出雲だけは、この月に全国から神様たちが出雲大社に集まり、男女の縁などを話し合う会議を行うことから「神在月」と呼ばれています。
出雲大社の神職たちが稲佐の浜でお迎えした神様たちは、出雲大社境内の東西に並ぶ十九社(じゅうくしゃ)に宿泊し、7日間滞在します。さらにいくつかの神社に立ち寄り、最後に万九千神社(まんくせんじんじゃ)で宴会をしてから各地に帰って行くのだそう。各国首脳が集まり協議を重ね、晩餐会が開かれる……まるで神様のサミットです!
2017年は11月27日から12月13日までの期間に「神在祭(かみありさい)」をはじめ、さまざまな神事が行われます。かつては地元の人々が、会議を邪魔しないよう建築や工事、なんと爪切りまで遠慮して静かに暮らす風習があったほど。
神々の気配を感じることができるこの神秘的な期間が、出雲お参り旅のベストシーズンなのです。
【二日目】は結婚式発祥の地で良縁占い
「八重垣神社」からスタート
8:00 ホテル出発
9:00 八重垣神社 参拝
早く沈むほど良縁が近い!?
出雲市から松江市まで少し足を延ばしてもお参りしたいのが八重垣神社。『古事記』に記された「ヤマタノオロチ退治伝説」の主人公・素す 盞さの嗚をの尊みこととその妻、稲いな田た 姫ひめの命みことが祀られたこの神社は、神様同士の結婚式発祥の地であり縁結びの本家。神秘的な鏡の池に用紙を浮かべ、良縁を占うべし!
●八重垣神社 島根県松江市佐草町227 ☎0852・21・1148
11:00 松江城周辺を散策
島根県立美術館で宍道湖うさぎチェック
15:00 出西窯(しゅっさいがま)で工房見学
素朴で気どらない「用の美」を探求した器たち
展示販売を行っている「くらしの陶・無自性館」だけでなく、陶工たちが実際に作業をしている工房や登り窯も見学可能。自分や家族へのお土産にぴったり。
●島根県出雲市斐川町出西336
19:15 出雲縁結び空港 出発
20:40 羽田空港 到着
楽しみ方【番外編】
世界遺産・石見銀山まで足を延ばす価値あり!
「温泉津温泉(ゆのつおんせん) 薬師湯」
実は、出雲は美肌の湯で知られる温泉天国! 特にここは、日本温泉協会による天然温泉の審査で最高評価を受けた100%かけ流し。
▲湯上がりにバラのジュースを!
「温泉津温泉(ゆのつおんせん) 薬師湯」
●島根県大田市温泉津町温泉津
今、神社好きに大人気! 御朱印帳を頂きましょう
江戸時代に、神社仏閣の参拝者が「お参りの証」として頂くようになったといわれている「御朱印」。お守りなどと同じく、神社によってさまざまなデザインの御朱印帳があるので、参拝後に社務所やお守り所をのぞいてみましょう。
▲美保神社の御朱印帳と八重垣神社の御朱印。
2017年Oggi11月号「あらゆるご縁の聖地・出雲へ」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/山下陽子 ヘア&メーク/神戸春美 スタイリスト/渡辺智佳 モデル/愛甲千笑美 構成/仲田舞衣、益田史子(本誌) 取材協力/出雲観光協会
再構成:Oggi.jp編集部
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