前回の街編に続き、今回は砂漠編。ドバイと聞いて、中東特有のオイルマネーからくるバブリーなイメージ(石油王とか、石油王とか…)を思い浮かべるかもしれませんが、実はこの国、石油埋蔵量が隣接国と比べると乏しく、石油に依存しない経済づくりで発展してきたのです。意外ですよね。
そのため、外から資金や人を惹きつける魅力もどんどん成長し、世界有数の観光立国としての今があります。だから観光のしやすさたるや…。地図の読めない女子同士で行ってもなんとかなっちゃうくらいスポットが固まっていて、まわりやすい。ドバイ空港(世界一のハブ空港なんですよ。)でのトランジット滞在中の4時間で弾丸観光もできると言われているほど。
ただ、街編と砂漠編にガイドを分けたのには訳がありまして、砂漠をまったり堪能できるとっておきの場所だけは、中心地から車で1時間。少し離れているのです。でも砂漠には絶対に経験した方がいいことが沢山! だから街を楽しむ日と砂漠を楽しむ日は別にするのをおすすめします。1時間車を走らせると、見えてきました…! こちらが心からおすすめしたい砂漠のリゾートホテルです。
【Bab Al Shams Desert Resort & Spa(バブ アル シャムス デザート リゾート&スパ)】
辺り一面の砂漠に溶け込むような、サンドベージュのお城。イスラム様式の建築がなんとも美しい…! この辺りは景観を守るため、建築物はこのように砂のような色に、という建築法のような決まりがあるそう。
見てくださいこの景色。初めて見る砂漠の地平線に感動です。これぞ、大自然。
では、さっそくこちらでの過ごし方を紹介していきます。五感が全て満たされる贅沢な旅の始まりです。近代的で刺激的な都市部とはまた違う魅力を感じてみましょう。
ドアマンに迎えられ入っていくと、おもてなしのウエルカムドリンクとおしぼり、ドライデーツをいただいて一服…。
伝統的な内装は、ゴージャスながら心を落ち着かせてくれます。
気持ちよく日差しが差し込むエントランスのカフェスペース。
振り向けばラクダちゃんも居ます。全てがかわいい!
喉が渇いたので、ウェルカムドリンクでいただいて美味しかった「レモンミント」というドリンクを有料でおかわり(笑)。ドバイのソウルドリンクらしく、外で火照った体に染み渡る、とっても爽やかな甘さ。
テンションがあがり、やたらと写真を撮ります(笑)。ドバイの旅はインスタ連投必至。一休みしたら、リゾートといえば!な、あの場所に行きましょう。
【INFINITY POOL】
きました! これぞリゾート。プールから見る砂漠と緑の景色は絶景。タオルは無料で貸してくれます。プールサイドも、プールもとっても広いのでゆったりくつろげます。
パラソルの赤が砂漠に映えて、フォトジェニック。
ここは、天国でしょうか。自然に囲まれて気持ちも穏やかになっていきます。
注目すべきは、プールの中のバー♡ 写真奥に見える人々が座っている場所がバーカウンター。このスタイル、海外っぽさ満点で憧れますよね。さっそくモヒートのモクテルをオーダー♪ イスラム教徒が多いドバイでは、アルコールが入っていないカクテル=モクテルが主流なんです。もちろんカクテルや、スパークリングワインなんかもありますよ♪
プールで飲むモクテルは格別です。プール内での移動が多くなるはずなので、防水のバッグがあると便利。ビニールバッグなどをお供にどうぞ。
またまた、みんなで撮影会が始まるのでした…。何を撮っても絵になる…。
プールを上がって次の目的地へ…行く途中にもこんなインスタジェニックなスポットがありました。ジェニックなワンピースを1枚持って行ったらよかったなぁ〜。
【Satori Spa】
女子旅と言えばやっぱりリラクゼーションも欠かせませんよね! 敷地内にある人気の「サトリスパ」へ足を運んでみましょう。
軽くシートに記入をして、お部屋へ。今回は60分のアロマオイルマッサージに。他にもスチームルームやホットストーンサウナもあるそう。
決して派手ではない内装ですが非常に雰囲気がよく、マッサージ師さんの腕も確か。あたたかいオイルを使用してくれるのでとても気持ちよく安らかな眠りへ…。
マッサージが終わるとこちらのお部屋に移動。あたたかいジンジャーティーを出してくれます。
思い切りリラックスした後は、午後に向けて腹ごしらえ。昼はこちらのレストランがおすすめ。
【AL FORSAN】
木の温かみを感じる店内。このレストラン、ランチはビュッフェ形式。こちらのビュッフェの種類の多さとクオリティの高さったら、驚きです。
グラスの中にサラダが。食べやすいし盛り付けも華やいでありがたい♡ 他にもたくさんのお料理が並んでいます。
このラム肉、最高に柔らかくてジューシー。街編でも書きましたがドバイではラム料理が人気でよく食べられていますが、臭みがなくてとっても美味しいのです。
フルーツもずらり。
パンやチーズなども選びたい放題です。
スイーツの種類の多さに思わず拍手!
欲張ってたくさん取っちゃった…! けれど、意外とペロリ。お腹も満たされて大満足したところで、砂漠を体感しに行きましょう♪
【DESERT DRIVE(砂漠ドライブ)】
予約の時間になると逞しいドライバーさんがいかついジープに乗り込んで、ホテルの玄関まで迎えに来てくれます。乗り込んで出発進行! 「風がつくる砂丘の形や模様は、毎日変わるから今日のドライブもどうなるかは、予測不能さ♪」と言われ、若干ビクビク…。オープンカーからの広大な景色と気持ちの良い風を感じながら、5分ほど走ると…
つきました! 砂漠ゾーン!! 自然が作った砂のなめらかな線。美しすぎて言葉も出ません…。ビクビクしていましたが、ドライバーさんの運転は程よいスリルを楽しめる安全運転。お子さんでも十分楽しめますよ。
大きなガゼルを発見! こっち見てる…!
どこを見ても、砂砂砂! こんな景色、日本では見られません…! 降ろしてもらい、記念撮影もできちゃうのもうれしいですよね。サンセットと広大な砂漠をバックに…ジャンプショット! お決まりのやつです。
ドライバーさんに撮ってもらい、セックスアンドザシティ気分♡(笑) 砂もとってもさらさらですごく気持ちいい〜とはしゃいでいると、あっという間にフリータイムは終了。惜しみつつ、ホテルへ。帰りのドライブでこの景色を目に焼き付けます。帰ってもまだまだお楽しみがありますよ♪
【CAMEL RIDE(キャメル ライド)】
お次はラクダさんに乗ってみましょう! 砂漠ドライブが終わったあと近くで降ろしてもらうことができるので、この流れで体験するとスムーズ。長い睫毛がかわいい〜! ちょっとお背中失礼しますね、と乗ろうとするも、けっこう高い! ミニスカートだとパンツ丸見えになってしまうので、要注意です。
立つと更に背が高い! 乗っている自分の目線の高さに驚くはず。重いよね…と、なんだか申し訳ない気がしつつも、貴重な体験をかみしめます。
【ハヤブサを手に乗せて記念撮影】
ドバイの国鳥である鷹(日本はキジって知ってました?)。こちらはタカ目ハヤブサ科のハヤブサ君です。手に乗せて記念撮影できるというので、早速やってみましょう。こちらもキャメルライドのすぐ隣のスペース。
お兄さんが優しくアテンドしてくれるので、安心です。ハヤブサ君、とっても大人しくいい子にしています。
お、想像以上にずっしり重い…と思いつつ ハイ、チーズ♪ 旅行の思い出になるいい写真が撮れました♡ が、支える腕に力が入って二の腕がとっても逞しいことに…(笑涙)。このスポットで写真映えを狙うなら、腕の隠れるブラウスをおすすめします(笑)。 では、次に行きましょう!
【AL SARAB ROOFTOP LOUNGE(アル サラブ ルーフトップ ラウンジ)】
最後にご紹介するのは、ルーフトップにあるレストラン!! ご覧ください、この素晴らしいロケーション!
テーブルセッティングも完璧。
ここは、是非日暮れどきに行ってほしい、絶景レストラン。赤く染まる空と砂漠をソファでゆっくり眺めながら、大切な人と乾杯…なんて、最高ですよね。
地平線に太陽が落ちていくのを見届けます。心が洗われる景色です。
日が沈むと、ルーフトップレストランのあかりがポツポツと灯り始めるのですが、その変化もまた綺麗。アラビアンナイトの時間が始まります。小さなステージで、ドバイの曲をアーティストが生で聴かせてくれます。異国情緒たっぷりの心地いい空間。
お料理も本当に美味しくて、豪華。暗くてなかなか上手に写真を撮れなかったのが残念ですが、素敵な空間で食べる、目で見て美しいも食べて美味しいお料理の数々は、言葉では言い表せないくらい幸せな気持ちにさせてくれます。写真右のピスタチオが乗ったプリンも人気メニューだそう。あたたかくて、ほっとする甘さの、食事の最後にちょうどいい一品です。食の面で総じて感じたのは、基本的にドバイのご飯は日本人の口に合う、ということ。
昼間のプールもライトアップでムーディな雰囲気に。アラブの夜、なんだか神秘的。
帰る途中にラクダの足跡を発見! ドバイでは、ラクダはハッピーを運んでくる動物と言われているそうで、道のセメントが固まる前にラクダを歩かせて足跡をつけておいたのだとか。見つけたらラッキーですよ♪
私たちは、今回こちらには宿泊する時間がありませんでしたが、お部屋はこんな感じ。異国情緒あふれるリッチなお部屋は、言うまでもなくとっても綺麗。金額は季節により変動もありますが、安い曜日なら一泊約¥38,000〜。HPからの予約で25%OFFなどのディスカウントをしているときもあるので要チェックです♡ 静かで贅沢な砂漠の夜を過ごしてみるのはいかがですか?
【Information】
▶︎Bab Al Shams Desert Resort & Spa
▶︎ドバイ政府観光・商務局