不倫の隠語1:「残業」
社内不倫カップルは同僚の関係にあるだけに、“残業”という隠語でデートの約束をするパターンも少なくありません。万が一、家族や他の同僚にLINEを見られたとしても“同僚”ゆえに言い訳が効くあたりも、こぞって「残業」を使いたがる理由のひとつではないでしょうか。
単に「残業」という言い回しで連絡し合っている不倫カップルもいれば「支店の残業が」など独自の言い回しを決めて、デートの隠語に使っている男女もいるようです。パッと見ただけでは、まさかデートの話をしているとは思いませんから、かなり悪知恵が働いていますよね。
不倫の隠語2:「地名」
「今夜は神保町でしたっけ」「今日の夕方からは飯田橋ですよね?」など、“地名”を使ってデートの会話を楽しむ不倫カップルも珍しくないようです。
“神保町”や“飯田橋”などの地名は「本日、逢瀬を楽しむホテルの所在地!」……というパターンもあるようで、これだけで愛の会話が成立しちゃうなんて、不倫カップルではあるものの、かなりの“阿吽の呼吸”が垣間見えます。ふたりの間では、地名だけで何を言っているのかが理解し合えるほど、ツーカーな関係なのでしょう。こちらも、パッと見ただけでは仕事の話にしか見えないので、“隠語”として成立しちゃっています。
不倫の隠語3:「坂田部長が」など実在する人名
もしも家族にLINEを見られても疑われることがないよう、不倫カップルは実在する人物名を隠語にしてデートの約束を仕込むパターンもあるのだとか。
「坂田部長が急遽、打ち合わせ会食をしたいそうです」「坂田部長が6時半から会議出来るかって言っていました」など、パッと見ただけでは“本当っぽい”言い回しを使って、ふたりにだけ意味が通じる会話を組み立てているのです。あらかじめ、ふたりの間で「“坂田部長が”と書いてあるときはデートの話ね」などと、ルールを作っておくのでしょうね。実在する坂田部長が本当に夜から打ち合わせをしたがったら、かなりややこしそうですが……。
社内不倫カップルたちは、同僚という立場を悪用(?)するかのようなLINEで、デートの約束を立てていることも。パッと見ただけでは、デートの話とはわからないよう、仕事の会話に見せかけているようです。みなさんの会社にも、隠語で会話する不倫カップルがいらっしゃいますか?
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。