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2018.12.15

ゴナール、Hmg、多嚢胞、AMH、多胎妊娠、OHSS、ドリリング…診察室で言われたこと【妊活日記34】

33歳兼業主婦ライターが妊活を実録リポートするブログ的連載第34回。不妊専門院に通い始めて4か月。たまごも育たず、排卵せず…医師から言われたのは?

【33歳の妊活日記】by OLライターHana

バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。

さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、2018年の今、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。

自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。

これまでの記事:妊活日記一覧はこちら

妊活
(c)Shutterstock.com

#34 相変わらずたまごは育たない、、、ドクターの診察へ

不妊治療を開始して早4か月。

排卵誘発剤を服用しても、ゴナール注射をしても、容量を増やしても、Hmg注射を連日打っても卵胞が育たない私に、数日前初めて看護師さんを通じて私に状況のヒアリングがありました。

仕事との両立がつらいこと、でも人工授精へのステップアップはまだ抵抗があること、とはいえ時間に余裕もないので効率的に妊娠する方法があれば提案してほしいということを話したところ、看護師さんからの提案で次の診察でドクターと話をすることになり、今日はそのために病院へと向かいました。

病院では引き続きHmg注射の効果を見るために診察がありました。結果は、やはりたまごに大きな変化はなし。排卵するくらいまで大きく育っているたまごはないそうです。

この日は私の卵管造影検査をしてくれた優しくて若いO先生先生でしたが、この後治療方針について話をするとわかっているのか、診察は本当にあっという間でした。

妊活 診察
(c)Shutterstock.com

そして、診察室に呼ばれるを待ちます。

番号を呼ばれて、診察室の扉を開けると・・・あっと驚きました。なぜならそこにいたのは院長先生ではなく卵管造営検査と、たった今診察してくれたO先生でした。

一体ここの病院は誰が治療方針を決めているのかしら・・・と不安に思っているとO先生から話をしてくれました。

O先生「はい・・・Hanaさんドリリングについて相談したいって??」

Hana(ん?? ドリリングについての相談? 看護師から、引継ぎされたの(笑)??)

Hana「いえ、ドリリングについてというか、ドリリングという方法は知らなかったのですが、先日の注射のタイミングで看護師さんになかなか排卵しないことを相談したところ、その方法を行った患者さんがいるからドクターに相談してみたらどうかとお話しいただいたんです。」

O先生「うん、そうだよね。この不妊専門の治療院に最初に来てから4か月だもんねえ。うーむ。どう? つらい??」

Hana「そうなんです。うーんつらいというよりは、こんなにも排卵しないとさすがに焦ってきますね。ははは!」

おいこら自分! 真剣な話の時になにへらへらしているんだ私。

これまた全く関係ないんですけどね、何度もこういうシーンが出てきていると思いますが、私って小学校の頃から大事な話の時にへらへらする癖があるんです。

怒られたとき、緊張したときに笑いはじめるもんで、よく学校の先生から「なに笑っているんだ!」とよく怒られたものです。

そう、私は、ザ・不謹慎おんな。

でも笑っているときは無意識だから、この癖はたぶん一生治らないんだろうな・・・そんなへらへらしている私に先生は・・・

O先生「そうだねえ。まあ結論から言うと僕はドリリングはまず反対ね。でもやりたいなら紹介状は出すよ。僕が普段いる大学病院でよく執刀しているから、僕が手術してあげるよ」

Hana(ん!? (´゚д゚`)どゆことやねん。そっちがドリリングを提案したかったのではないのか?? てことは、人工授精を提案するための布石か!?)

O先生「まず、状況含めて一度整理しようか。Hanaさんの場合、まずこれまで4か月薬を中心とした治療をしてきたけど、効果が全く出ていないね。薬は効いていない。これは厳しいけど間違いなく事実。

先生によっては11ミリが翌週13ミリになったと書いてくれているけれど、これはね、先生も人間だからみんななんとか先週よりも育っていてくれという気持ちから書いているだけで、実際はたまごのサイズはほとんど変わっていないね(笑)」

Hana「えええええっ! がびーん。あはははは。そうなんですか!?」

真剣な話になるのかと思いきや、今までの卵の成長は先生方がみんなで私に気を使って書いてくれていたのかと思うと悲しい気持ちじゃなくて、おもしろおかしくなってきた。

そしたら「がびーん」なんて小学校以来使っていないような擬音語なのか擬態語なのかよくわからん漫画みたいなことばが突然出ちゃった。がびーんってなんだ? きんぎょ注意報? あれはたらーんだっけか。

先生、私のこと「なにこいつ!?」って思ったかしら。。。と、ひやっとしましたが先生は笑いながら話しを続けます。

子宮
(c)Shutterstock.com

O先生「ふふ。いや。実際そうなのよ。2ミリ大きくなっていますよとかね、2ミリの卵の成長なんて医者からするとわからないから(笑)。みんな先週よりもなんとか大きくなっていると言いたいからだね。

まあ正しく言えば、僕たち医者も患者さんに1ミリでも大きくなっているよと言ってあげたいのよ。そして、そういう目で測ると実際に2ミリくらい大きくなっているんだよ。ははは!」

どっひゃー!! お医者さんも気をつかってくれていたのね。だけど、面白いからまあいいわ。

O先生「それでね、言われていたかもしれないけどHanaさん多嚢胞がかなり強い。AMHも10以上だからね。」

AMHとは、アンチミュラー管ホルモンと言われるホルモンで、女性の卵巣予備能を測る指標となっています。このホルモンの濃度を血液検査で測ることで残存する卵胞の数を測定でき、卵巣年齢が何歳くらいかを推定することができるそう。

AMHの値が低く出ると卵巣年齢が高いのでそれはそれで治療をしないといけないのですが、私の場合は10以上でものすごく高いのです。だからといって、卵巣年齢が若くていいね! いえーいという話ではなく、これが多嚢胞卵巣の症状のひとつ。

Hana「そうですね」

先生は続けて・・・

O先生「それで、多嚢胞の強い人はね、知っていると思うけどふたつのリスクがあって、多胎妊娠OHSSね。多胎妊娠は場合によってはそれでも大丈夫ですっていう人もいるんだけどOHSSは本当に怖い。

これは卵巣の中にあるたくさんの卵たちが薬で刺激を受けて一気に成長してしまう症状なんだけど僕のいる大学病院には薬の量が適正でなかった患者さんがひどいときには脳梗塞になったり、腹水たまったりして救急車で運ばれてくるよ。

不妊治療でそんなつらい目に遭う必要もないでしょ? 不妊治療だけでもつらいいのに。だから入院施設のないこの病院では、投薬は慎重に少しずつしか増やさないんだよ」

Hana「なるほど。そうなんですか。。。私もさすがに3つ子は自信がありません。脳梗塞もこわいです」

O先生「そうでしょ? で、じゃあどうする?ってことで、ナースが提案したドリリングの話に戻るんだけど。さっき話した通り僕はドリリングは勧めないよ。

ドリリングっていうのは卵巣に小さい穴を開けて、排卵させるのね。ドリリングを積極的に治療としてやっている病院は効果ありますよって勧めるけど、その効果は実際は未知数といわれているんだよね。

ドリリング手術を行わない病院は否定的な見方も多いんだよ。実際、僕の所属している大学病院もやっていて、実際に自分も執刀していて勧める側にいるわけだけど、それでも僕は勧めない。

簡単に言えば卵巣に傷をつけて、卵巣機能を落とすことで排卵を促すっていう治療だからさ。そもそも卵巣機能が弱って排卵障害になっているあなたみたいな多嚢胞の患者さんの卵巣にまた傷をつけて排卵させるってことじゃない? それは根本的な治療ではないっていう風にも言われていて、自分も医者としてはそう思う。

ドリリングって完全に対処療法だから。もう妊娠したくてしたくて本当に気持ちがつらいとか、早く妊娠したいからなんでもやりたいっていう人、もしくはそういうときにやる手術。あなたの場合はまだ必要ではない治療だと思うよ」

うーむ。ものすごい納得。。。ぐうの音も出んわ。

O先生の言葉で、自分の荒んだ心に変化が起きた

Hana「そうなんですか。でも先生。そうしたら私はいったいどうしましょう?」

O先生「そう。どうしようってことなんだけど。あなたの場合はね、夫婦ともにまったく問題がないのよ。あなたが排卵していない以外には。それで僕としては排卵だけなんとかさせてあげて、タイミング、つまり自然妊娠で授かってほしいと思ってるのね。

もしかしたら人工授精とか体外受精とか他のドクターから話を聞いたりしているかもしれないけど、タイミングで頑張ってって僕は思ってる。もちろんあなたの気持ちがそれまで折れなければの話だけど。医療機関側も患者さんがつらそうな様子を見ていたくないから、どうしてもステップアップを勧めていくんだよね。

でも精神的に頑張れる人や時間的にまだ余裕がある人はそんなに急いでステップアップしなくてもいいと思うよ。絶対って医者が言ったらいけないし、根拠もないけれど、あなたは年齢的にも絶対にタイミングで妊娠できるから! 絶対大丈夫だから」

ああっ! 神様。仏さま。お医者様。

なんて素晴らしい先生なんでしょう。

パートナー
(c)Shutterstock.com

お医者さんが“絶対”なんて表現を患者に使ってくれることなんてほぼないですよね。

たとえ、根拠がなくても、その絶対が仮に実現しなくても、私あなたを恨んだりはいたしません。

この先生と話をして、私はこの病院で妊娠をして不妊クリニックを卒業したいと思った瞬間でした。今までドライな感じで好きとは言えなかったけど、荒んだ心が一気にリフレッシュしました。

これが病院、治療、先生を「信頼」するということかあ。

そうして先生は今後の治療方針についても話し始めました。

O先生「それで、がんばれるとしたときに、じゃあこれからどうするって話だけど。僕はね、最初のゴナールでいいと思っているの。ゴナールはすごく効く薬だから。Hmgは通いだから大変でしょ。ゴナールを単位100で毎日にしたらあなた排卵すると思うよ。これで頑張れそう?」

Hana「はい! 自己注射のほうが続けやすいです!」

O先生「よし! じゃあ~がんばりましょう!!」

Hana「ありがとうございます!」

部活のあいさつ並みにハキハキとお礼を言って、本日の診察と相談は終わりました。

結局、看護師さんが本当の親切心で声をかけてくれたのか、病院の治療方針を決める流れで声をかけてくれたのかわかりませんが、とてもいい機会をいただけたことは間違いないようでした。
その日はそのあと不妊鍼だったので、今日の内容を旦那にLINEしたのち、うきうきと鍼に向かう私なのでした。

不妊治療のなかでつらいことって?

今この記事を読んでいる方の中にも不妊治療をしていてつらい気持ちの方がいるかもしれません。

不妊治療のつらさってなんなんだろうって、ずっと考えていますけど、結局のところ「治療自体のつらさ」でも「薬の副作用」でも「仕事との両立」でもなくて、信頼して相談ができる人がいないってことなのかなと思います。

だって、私たちの親世代はそれほど不妊治療の詳細に明るくないから、親には説明しづらいし。

ましてや、旦那とやるのやらないの、やったのにできないだの結局やってないだのなんだの言えないし。友人には不妊治療の話は気を使われそうだし、毎回診察の度に愚痴るなんて申し訳ないし。

会社の同僚は互いに忙しすぎて、会社で会っても「調子どう!?」「マジ妊娠しねえわ! 今度話す!」で終わるし。

そして、最重要人物の旦那は自分と同じ当事者すぎて相談しづらいし。価値観の相違でケンカになるし。

そうすると病院の先生や看護師さんに話をするのが一番なんだろうけど、混んでて忙しそうだからあまりこちらからとりとめもなく話すことは気が引ける・・・。そうしているうちに治療の結果もついてこなくて、病院や治療方針に不信感を抱くようになる。

ひとり
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こんな感じでしょうか?

少なくとも私はこうでした。

今これを書きながら思うに、それでも不安な気持ちや今後のことは先生や看護師さんをつかまえて自分から尋ねるべきなんでしょうね。

治療の結果にばかり目が行きがちですけど、治療や先生、病院に対しての自分の関わり方も見直してみることも大切なのかなと思います。

それだけで治療に対する気持ちがすごく前向きになれることも多いですからね。

つづく

これまでの記事:妊活日記はこちら

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

初出:しごとなでしこ

Hana 33歳兼業主婦ライター

広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。


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