医療の頭字語チェック! 何問答えられる?
医療でも、使われることが多い「英略語(=頭字語)」。病気について調べたとき、頭字語が出てきたら、あなたはちゃんと理解できますか。もしも…のときに、慌てずにちゃんと意味を把握できるよう、知識を蓄えておくことが大切!
■問題1:ALS(エーエルエス)
答え:筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis)
運動神経が侵され、身体を動かすのに必要な筋肉が、だんだん落ちていく病気。
発症の原因はまだ不明。「車いすの天才物理学者」で有名なスティーブン・ホーキング博士が、この病気と闘いましたが、2018年に亡くなりました。
■問題2:HCV(エイチシーブイ)
答え:C型肝炎ウイルス(Hepatitis C Virus)
肝臓の病気を引き起こすウイルス。
肝臓の病気は自覚症状がほとんどないため、気づかないまま進行することが多くあります。現在の日本では、約100万人の感染者がいると考えられています。
■問題3:MERS(マーズ)
答え:中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome)
発熱をともなう重症な呼吸器の病気。
2012年にイギリスで確認されました。SARS(=重症急性呼吸器症候群)を引き起こす病原体に似たウイルスが引き起こします。ヒトコブラクダが感染源の一つとされています。
■問題4:PPS(ピーピーエス)
答え:ピーターパン・シンドローム(Peter Pan Syndrome)
年齢は大人になっても、心が大人になれないこと。
一般的に、精神の成長が追いつかず、子どものような言動をする男性のことです。パーソナリティー障害はありますが、医学用語ではありません。
■問題5:SAS(サス)
答え:睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)
眠っている間に、呼吸が止まる病気。
現代病とも言われますが、見過ごされがち。いびきをかくだけでなく、起きた時に口が異常に乾いている、体が重いなどの症状がある時は病院へ。
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初出:しごとなでしこ
『TJG頭字語辞典〜教養を高める500ワード〜』(一校舎頭字語研究会:編)
GDP、TPP、LGBT、IoT…テレビや新聞、ビジネスシーンで目にする英略語(=頭文字)を、小難しい言葉を使わずにシンプルに解説。高校生程度の読解力があれば、英語が苦手でも問題ありません。
「あの略語ってどういう意味だっけ?」と聞かれた時にササっと答えることができれば、周りから「できる!」と思われること間違いなし!
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