料理上手は実践している、料理のちょっとしたコツ5選
■1:炭酸水を使って牛肉をやわらかくする
牛肉を柔らかくする方法として、すりおろした玉葱や酒に漬け込む等がありますが、時短で柔らかくしたい時は炭酸水に10分程漬け込むのがオススメです(薄めの肉の場合)。
炭酸水素ナトリウムが肉が持つタンパク質を分解し柔らかくし、臭みもとってくれます。私は、牛すじ肉や牛肉の塊等の下茹でにも炭酸水を使っていますよ。
■2:あさりの砂抜きはお湯を使う
あさりの砂抜きといえば、塩水に数時間~一晩浸けるのがスタンダードですが、お湯を使う事によって、より短時間で行うことができます。これは、あさりがヒートショックを受け殻から身を押し出して守ろうとするため。
やり方は簡単。まずは、あさりを流水で揉み洗いし(この時点であさりの口が開いているものは処分する)、ボールまたは鍋に45度~50度(沸騰したお湯+水道水を1:1で混ぜるイメージ)に熱したお湯をあさりが全て浸かるくらい入れます。15分程放置し、冷めてきたらお湯を捨て再度揉み洗いして1、2回繰り返せばOK。こうすることで、旨味成分であるコハク酸も増えて美味しさUPにもなるんです。
■3:玉葱は皮を剥いて冷蔵庫保存
玉葱は皮を剥いて冷蔵庫で保存しておくと、みじん切りするときに涙を流したり、目や鼻が痛くならずにすみます。
保存する際は、皮を剥いてジップロックに入れるのがオススメ。時間があるときに、みじん切り、千切り、粗切りなど切り方を変えてジップロックで個別保存し、冷凍しておくとさらに便利です。
■4:電子レンジを使ってレンコンの下処理
食材の下処理って結構面倒ですよね。我が家ではレンコンの登場回数が非常に多いのですが、毎回茹でるとなると面倒なので、電子レンジを使って下処理を行っています。
レンコンの皮をピーラーで剥き、料理に使う適当な大きさにカットしたら、酢水(なければレモン汁でも代用可能)につけます。
こうすることで、シャキシャキした食感になり、変色を防いでくれます。あまり浸け過ぎると栄養価の流出につながるので3分程度がベスト。電子レンジ(600W)で3分程加熱して余熱をとれば完了です。
保存するときは、ジップロップにあまり重ならないように平らに広げ冷凍しておくとこと。サラダ、チラシ寿司のトッピング等レンコンの色を白く見せたい料理の場合は酢水! 煮物などの味を染み込ます料理の場合は水に浸けるとホクッとした食感になります。また余分な調味液を染み込ませずに済みますよ。
■5:フォークでささみの筋とり
フォークを使えば誰でも簡単にささみの筋とりができます。
まずは、フォークを先端を筋がついている部分に挟み込むようにして刺します。そのまま筋をフォークの間に通し反対の手で筋を引っ張りながら身と筋を外せばOK。
ちなみに、我が家では肉類を切る時にまな板を洗う手間を省く為、牛乳パックを使用してます。
時短ワザや便利ワザをマスターすれば、料理がはかどるだけでなく、料理をすることが楽しくなるはず!
初出:しごとなでしこ
川崎美佳
1985年生まれ。アパレル会社退社後、栄養の知識、料理の技術習得の為、調理師、管理栄養士の資格を取得。もともと感心のあった女性が内面から美しくなれる美容料理や手軽にできる家庭料理を日々研究中。