料理上手が実践している料理のスーパー便利技5
■1:揚げ物はバッター液を使う
揚げ物って面倒…って思う人も多いかと思いますが、バッター液(薄力粉と卵液を先に混ぜて作る衣液)を使えば時短に。バッター液の作り方は、卵1個+薄力粉(大さじ7)+水(大さじ4)を混ぜるだけ。ボールに薄力粉を入れ、水+卵の合わせ液を徐々に入れながらダマにならないようによくかき混ぜると上手に作れます。
パン粉はビニール袋(ジップロックでも可)を使うと洗い物の時間も短縮できます。
衣を作ってみて、固ければ水を加え、柔らかければ小麦を加えて調整してください。卵の量は自己流で調整しても良いかもしれません(写真は少し多めにしています)。
■2:電子レンジを使って出汁をとる
昆布をつけたり、煮出したりする時間がないときは電子レンジを使うと便利です。まずは、昆布5グラムをさっと水にくぐらし、10分程度ラップに包んで昆布に水が浸透するのを待ちます。
続いて、1リットルの水を耐熱ボールにいれ、その中に昆布を入れ600wで10分加熱し昆布を取り出します。
この方法で、昆布出汁だけでなく、鰹節を入れて、合わせ出汁を作る事もできます。煮出した昆布や鰹節などは料理にぜひ再利用してくださいね。
ちなみに、この方法だとしっかりしたうま味が感じられるので味付けする際調味液を少なくする事ができ、減塩効果も期待できます。普段なら破棄する野菜の皮や芯を使えば、コンソメ出汁なども作れますよ。
■3:電子レンジを使って油揚げのアク抜き
味噌汁の具としても欠かせない「油揚げ」。油を使われている食材なので油抜きをしないと、料理が油くさくなってしまいます。普通は、湯通しするのが基本ですが、私は電子レンジでも簡単に行ってます。
まずは、油揚げを水で濡らし、厚手の水気を軽く絞ったクッキングペーパーに包みます。続いて、耐熱皿にのせてレンジで500wで30秒加熱すればOK!
キッチンペーパーが余分な油を吸い取ってくれるので簡単に油抜きができます。また油抜きをすることで、カロリーも抑えられますよ。
■4:古米や安いお米は蜂蜜を加えて炊く
古米や低価格のお米は蜂蜜を加えて炊くとふっくらツヤツヤに炊き上がります。なぜか気になりますよね?
まずは甘くなる理由ですが、これは蜂蜜に含まれるアミラーゼが米のデンプンを分解してブドウ糖に変えるため。ふっくら炊ける理由は、蜂蜜に含まれている保水力のある糖分が水分がなくなった米に充分な水分を浸透させるため。
まず、お米を研いだ後に、米2合に対して小さじ1程度蜂蜜を入れて全体に馴染ませてください。その後、30分〜1時間程つけ込み、普段とおり炊けばOK。
一粒一粒が立ってふっくら。お米の甘みも感じられます。
蜂蜜は癖のない味の物を選ぶといいですよ。
■5:電子レンジで簡単乾燥パセリ
冷蔵庫にあるパセリが眠ったままになっている人多いと思います。私は買ってきたら、すぐに電子レンジで簡単乾燥パセリを作っています。
まずは、パセリを流水で汚れを落とします。
続いて、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿にちぎってかさならないように並べます。
電子レンジ(500w)で5分~10分加熱します。(パセリの量によって加熱時間は異なるので、様子を見ながら追加加熱するのがオススメです)
乾燥している事をきちんと確認したら、ペーパーに包んでほぐします。手でほくしてもOKです。
市販のものよりも、香りがよく冷蔵庫で長期保存も可能でとても便利なので、ぜひ実践してみてくださいね。
時短ワザや便利ワザをマスターすれば、料理がはかどるだけでなく、料理をすることが楽しくなるはず! ぜひ、実践してみてくださいね。
初出:しごとなでしこ
川崎美佳 管理栄養士
1985年生まれ。アパレル会社退社後、栄養の知識、料理の技術習得の為、調理師、管理栄養士の資格を取得。もともと感心のあった女性が内面から美しくなれる美容料理や手軽にできる家庭料理を日々研究中。