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2018.10.28

多嚢胞の私…たまごが育たない。妊娠を諦めることを意識させられた日【妊活日記29】

33歳兼業主婦ライターが妊活を実録リポートする連載第29回。期待をして行った不妊治療の病院で告げられた結果に、心が折れた日。

【33歳の妊活日記】by OLライターHana

バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。

さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、2018年の今、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。

自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。

これまでの記事:妊活日記一覧はこちら

(c)Shutterstock.com
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#29 ゴナール注射、不妊鍼の効果は?

排卵誘発のために、自己注射を始めたhana。

3週に渡り注射を継続したものの、卵胞が育つ兆しはなく、ゴナール注射を最大の単位まで増やすことになったのでした。それでも効果が出なかったときにはhmg注射に切り替えることに。。。

さらに、人工授精を視野に入れ始めた矢先、旦那さんと治療方針で意見が割れ、不妊鍼にも足を踏み入れたのでした。

ゴナール様をマックス単位まで増やし、さらには不妊鍼にまで手を出した今週。

胸はパンパンに張っていたし、お腹のチクチクも過去最大級のチクチク。

もはやチクチクではなく、ズキズキに近いような。さらに、おなかもなんだか張っている気がする。それに心なしか手足もポカポカしているような感覚。

絶対に、絶対に!

今週はたまごが育っている気がするぞ!!

今週のわたしは今までのわたしとはちがうのよー!

そんな気持ちでたまごの大きさチェックのため病院に向かいました。

そしていつもの内診室へ。
今日は女医さんでした。

女医さん
(c)Shutterstock.com

わたしのたまごどうなのー!?
ドキドキしながら、一緒にエコーを見ます。

なんと!

なんと!

衝撃。

いや、むしろ衝撃の逆。

衝撃なんかなかったの。

この時の心情を、なんと表現すればよいのか。

衝撃
(c)Shutterstock.com

相撲用語でいう肩透かし。野球用語でいう空振り徒労 不発 無駄骨

学生時代に気になっていた人が、自分の連絡先を友人経由でわざわざ聞いてきたのに、その後全く連絡が来なかった時のような。

期末テストでめちゃ手応え感じてたのに、78点だった時のような。

どちらも、わかりづらい例え!

つまり、たまごのサイズは少しも変化なく、ゴナール様は効いていないと言われました。ゴナール様の効果どころか、不妊鍼の効果もなかったってこと。

私ね、この日の内診室での記憶が正直ないんです。おそらく相当ショックだったのでしょうかね。

日記にはショーック! とだけメモが(笑)勝手に鍼まで行って、自分にプレッシャーをかけていたし。

そして今後の不妊治療の方針を決めるにあたり、この日は卵胞チェックのあと血液検査を急遽実施することになりました。ゴナール様が本当に効いていないのか、血中のホルモンを調べるそうです。

血液検査の待ち時間あたりからうっすら記憶があります。ずっとスマホで“たまご 育たない 多嚢胞”と検索していました。

スマホ
(c)Shutterstock.com

その時に読んでいた妊活掲示板には、私と同じような症状の人たちが書き込みしていて、鍼が効いたという体験談、仕事を辞めたらたまごが育ったという体験談、人工授精で妊娠したという体験談などが書きこまれていました。

神様は私に妊娠を諦めるように仕向けているのか…

でもそのたくさんの書き込みの中に一件だけ「どうしてもたまごは育たなくて、排卵せず、妊娠を諦めました。 諦めることも必要ですよ」という書き込みがあり、その文章にばかり目がいって、ぼーっとしていたらあっというまに血液検査が終わって、気づいたらまた診察室に呼ばれていました。

今思えば、妊娠を諦めた人がなんで妊活掲示板にいるのって感じなんですけどね。

でもこの日のメンタルノックアウト中の私は、神様が掲示板を通じて自分に「妊娠を諦めなさい」とメッセージを送ってきたのではないかとか思ったりして、諦めることができるのかを心の中の自分と相談していました。

そんなメンタル廃人になっていたわたし。

このまま一体どうなるんだろうと先生をじっと見ていました。

血液検査の結果を見て先生は…

先生「卵胞は育っていなかったので、ゴナールの効果を確認するために今日は血液検査をしました。全くホルモン値に変化がなければここで一度、薬で生理をこさせてリセットするんですが、hanaさんの場合、血液検査上はホルモンの値が上昇しているんですよね。だから全くゴナールが効いていないわけではなさそうなので、このままリセットせずにhmg注射に切り替えましょう。今日から打ちますね」

と言われ、そのまま看護師さんのいる処置室へ向かいました。

これはどういうこと? なんで、ホルモン値は上昇してるのにたまごは育たないわけ? 色々疑問はあったけれど、メンタル廃人になっていた私は質問する力もなく、初めてのhmg注射の説明を聞きました。

効能はゴナールとほぼ同じとのこと。でも筋肉注射になるので痛いですとだけ言われました。

そのまますぐに処置してもらったのですが、言われた通り痛い!! こんな痛い注射あるの? と思うくらい痛かった!

そうして、ここで一度、妊娠したあかつきにはお礼を言うはずだったポンコツゴナール様とはお別れをして、hmgとゆう謎の注射が始まったのでした。

ゴナール様って名前負けだな。そんなことを考えながらトボトボ帰りました。

トボトボ帰り
(c)Shutterstock.com

つづく

これまでの記事:妊活日記一覧はこちら

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

初出:しごとなでしこ

Hana 33歳兼業主婦ライター

広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。


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