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2018.10.18

SNSもGoogleも使えない?! 中国旅行で事前に知っておきたいネット事情

Googleマップが使えない…! ネット接続していてそんな事態に陥ったら焦りますよね。言葉の問題が立ちはだかる海外旅行の最中なら余計に。今回は、世界的にも特殊なネット環境にある中国におけるびっくりなネット事情と、旅行や出張前に知っておくと変便利な筆者が実際に使っているアプリの情報を紹介します。

SNSへのアクセスが制限されている! 中国の特殊すぎるネット環境

連絡手段としてはもちろん、地図やコミュニケーションのツールとしても欠かすことのできないスマホ。海外旅行へでかけるときは、言葉や文化が違うなかで、調べものをする機会が増えると思います。

観光スポットやグルメ、交通手段を調べるときに、皆さんはどんなサービスを利用しますか?

Google、Instagram、FacebookやTwitterの口コミ…、実は世界中で当たり前のように使われているこれらのサービスへは、一般的に中国国内からのアクセスが制限されているんです。ほかにもdropboxやflicker、YouTubeやLINEも同様に使うことができません。

特にGoogleへのアクセス制限に関しては、GmailやGoogleマップ、Googleアナリティクスもみることができないため、ビジネスシーンおいては特に不便に感じることが多いのが実情です

ネットの世界に高くそびえる万里の長城

どうして中国からは、SNSにアクセスできないのでしょうか? 簡単にいうと、中国の政府がブロックしているからです。

万里の長城

それは、まるでサイバー上で、万里の長城を築いているみたいと比喩されるほど。実際に、政府にとって、不都合な情報にアクセスできないようにする規制のことは、“Great Wall”(万里の長城)をもじってGreat Firewall(金盾)とも呼ばれているんです。

VPNがあれば安心?!

少し前のガイドブックなどには、VPN付きのグローバルWiFiをレンタルすれば、Googleマップが見られるので安心ですというような説明が書かれていました。これはどういうことなのでしょうか?

VPNとは、バーチャルプライベートネットワークのことで、無料Wi-Fiを安全に利用するための方法としても注目されてきました。中国のネット規制はIPアドレスでチェックしていると言われており、VPNを使って日本やアメリカなど外国のIPアドレスを取得し、ネットにアクセスすれば、中国国内からでもGoogleやSNSを見ることができるというのは本当です。

ただ、大きなイベントを控えているときや政治的な理由で取り締まりを強化するような場面では、VPNにも強い規制がかけられます。特に2017年以降はサイバーセキュリティ法が施行され、規制の厳しさが加速しました。

中国旅行へでかける前に入れておくと便利なアプリ

ここまでの話だと、「中国のネット、めちゃくちゃ不便!」と感じるかもしれませんが、中国では日本と同じように高速通信の4Gが使えますし、日本と同じように、みんなスマホを片手に持ちながら多彩なコンテンツを楽しんでいます。

中国における電子マネーの発達は、日本を超える便利さ。あと意外にもYahoo!には、2018年現在、普通にアクセスできるので、Yahoo!ユーザーは意外と苦労が少ないかもしれません。

Free WiFi

現地のFree WiFiからもYahoo!メールにはアクセスできました。なぜか30秒に1回くらいのペースで接続がブチブチ切れるので、あまり使い勝手がイイとは言えませんでしたが。

しかし郷に入れば郷に従え…! 中国政府と良好な関係にある中国企業のサービスは、中国旅行へでかける前にスマホに入れておくととっても便利です。

旅行前にチェックしたい中国アプリ1:We Chat(ウィチャット)

無料でメッセージのやりとりや通話ができる中国版のLINEみたいなアプリです。北京や上海といった中国の大都市のホテルや飲食店はFree Wifiのスポットが多いのですが、このアプリをいれておくと認証作業がとてもスムーズにできます。

We Chat(ウィチャット)

We Chatが入っていない場合は、SMSなどでセキュリティーコードを受け取る必要などが出てくるため、国際ローミングに対応していないと、Wifiの接続にもちょっと手間がかかることも。

旅行前にチェックしたい中国アプリ2:百度地図(バイドゥマップ)

地図などが必要な場合は、あらかじめ百度(バイドゥ)というGoogleとほぼ同じようなサービスを提供している会社の地図アプリをいれておくといいでしょう。使い勝手もGoogleマップほとんど一緒なので、知らない街を歩くときにはこの百度地図があるとすごく助かります。

女性にもおすすめしたい中国旅行! ネット環境を理解して快適に楽しもう

4000年の歴史が誇る迫力を体感できる北京の中心は、至る場所に公安(おまわりさん)がいます。たとえば京劇や雑技をみにでかけたり、美味しい中華料理のお店にいったりして、帰り道、日が暮れてしまったとしても、普通に中心地を観光している分には、夜だから治安が極端に悪化するというわけではないので、女性にも安心だなと思います。

大気汚染

大気汚染の問題も、ここ最近は随分と改善されてきました。秋~冬は比較的空気が澄んでいることも多く、筆者も天安門越しにこんなにキレイな青空に出会えた日は、圧巻のスケールとともにすごく感動しました。

天安門

中国のネット環境は、日本人の私たちにとって確かに不便さを感じますが、きちんと対策をとって準備をしておけば、そこにはほかの海外と同じように素敵な体験がたくさん待っています!

初出:しごとなでしこ

朝岡真梨

50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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