実は意外と難しい!「英略語」の意味を理解しよう
新聞やニュースで目にすることが多くなった「英略語」(=頭字語)。意味はわかっていても、それがなんの略語がきちんと理解できないという人も多いはず。ビジネスシーンでも使うことが多いので、ここで要チェック!
■問題1:AI(エーアイ)
答え:人工知能(Artificial Intelligence)
コンピューターに人間と同じような考え方のパターンを植え付け、知的活動をさせる技術。
将来的に、人間よりコストがかからず正確にこなせる職種は、AIが担う可能性があると言われています。
■問題2:CEO(シーイーオー)
答え:最高経営責任者(Chief Executive Officer)
企業や組織で、全ての職務を調整してまとめる偉い人。
いまひとつピンとこないのは、アメリカの法律にのっとった法人内での役割を表している肩書きだから。「代表執行役社長」が、より正確な訳語と言えます。
■問題3:PTSD(ピーティーエスディー)
答え:(心的)外傷後ストレス障害(Post- Traumatic Stress Disorder)
とても怖い体験をした記憶が心の傷として残り、それが何度も思い出されて、恐怖を感じ続ける病気のこと。
心に傷として残るほどの体験を、通称「トラウマ」と言います。大震災の映像などが流される時には、画面に閲覧注意のテロップが表示されることがあります。
■問題4:TPP(ティーピーピー)
答え:環太平洋経済連携協定(Trans- Pacific Economic Partnership)
太平洋の周りの国々でグループを作り、できるだけ税金をかけずに自由に貿易しようという協定。
関税が撤廃されれば、日本からの輸出量は増えますが、その分海外からの安い農作物もたくさん入ってきてしまいます。そのため賛否が分かれています。
■問題5:VR(ブイアール)
答え:バーチャルリアリティ(Virtual Reality)
コンピューターの作り出した空間を現実であるかのように感じさせる技術。
2016年は「VR 元年」と言われています。専用のゴーグルを着けると目の前に立体的な仮装空間が広がり、その場にいるように感じられます。
5問中、いくつ答えられましたか? 日常生活やビジネスシーンで英略語が出ても、すぐに意味が把握できるように、この機会にぜひ覚えて!
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初出:しごとなでしこ
『TJG頭字語辞典〜教養を高める500ワード〜』(一校舎頭字語研究会:編)
GDP、TPP、LGBT、IoT…テレビや新聞、ビジネスシーンで目にする英略語(=頭文字)を、小難しい言葉を使わずにシンプルに解説。高校生程度の読解力があれば、英語が苦手でも問題ありません。
「あの略語ってどういう意味だっけ?」と聞かれた時にササっと答えることができれば、周りから「できる!」と思われること間違いなし!
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